私たちは、多くの時間を建物の中で過ごしています。
特に最近の夏の暑い時間には外にいるだけで体力を奪われるということもあります。
そんな意味で「建物」というのは縄文時代の竪穴式住居から現代にわたって住む場所として確立しています。
それでは、この「建物」とはどういう意味でしょうか。
また、「構築物」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「建物」と「構築物」の違いを分かりやすく説明していきます。
「建物」とは?
「建物」とは、文字通り「建てたもの」という意味で使われる言葉で、一般的には壁があって、柱があり、内装があって内部で生活できるようになっているもののことを言います。
「構築物」とは?
「構築物」とは、文字お折「構築したもの」のいう意味で使われる言葉です。
「構築」とは何かを土台から、壁や天井などのパーツを組み合わせて作っていくことを言います。
実際の建造物だけではなく、最近ではサーバーの構築とかアプリケーションプログラムの構築のような意味でも使われます。
「建物」と「構築物」の違い
「建物」と「構築物」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、何らかの建造物であるという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを財務擁護的に説明するなら、「建物」とは事業のために必要な事務所、工場、店舗などの建築物のことであり、「構築物」とは、「建物」にカテゴライズされるもの以外に事業で使用している土地の上に作られたもので、庭園、道路、鉄塔、橋などがこれにあたります。
これらは簿記の中の勘定科目の違いということになります。
したがって、一般的な意味では単に中に人が住めるようなものが「建物」で、住めないようなものが「構築物」であるという分け方や、単に建てられたものは全て「構築物」でその中に「建物」が含まれるという定義もありえます。
「建物」の例文
・『建物は、大きなビルから一部屋の家屋までさまざまなものがあります』
・『東京スカイツリーも東京都が建築した建物です』
「構築物」の例文
・『塀は税法上は構築物に分けられます』
・『東京スカイツリーも東京都が構築した構築物です』
まとめ
この記事では、「建物」と「構築物」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。