「清廉」と「潔癖」の違いとは?分かりやすく解釈

「清廉」と「潔癖」の違いとは?違い

「清廉」「潔癖」には、どのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、「清廉」「潔癖」の違いを分かりやすく説明していきます。

「清廉」とは?

「清廉」には、心が清らかで私欲がないことやその様子といった意味があります。

私利私欲がなく、非常に清らかなことを表し心に汚れなどなく綺麗な状態を意味します。

言い換えれば、「澄み切った」「一点の曇りもない」「品格のある」「品格漂う」「凛とした」などと同じです。


「清廉」の使い方

「清廉」は、「清廉な人物」「清廉な人柄」「清廉な空気」「清廉な生き方」「清廉潔白」などといった形で用います。


「潔癖」とは?

「潔癖」には、不潔なものを極度に嫌うこと、不正なことを極度に嫌うこと、といった意味があります。

少しでも不潔なことを嫌うことに対し「潔癖」が用いられることが多くなります。

言い換えれば、「綺麗好き」「真面目」「誠実」などと同じです。

「潔癖」の使い方

「潔癖」は、「潔癖症」「潔癖な人」「潔癖すぎる」などといった形で用います。

「清廉」と「潔癖」の違い

「清廉」「潔癖」の意味は、全く異なります。

「清廉」は、心が清らかで私欲がないことやその様子。

「潔癖」は、不潔なものを極度に嫌うこと、不正なことを極度に嫌うこと。

同じ清らかでも、このような意味の違いを持つ言葉になります。

「清廉」の例文

・『彼女は嘘や陰口など言わない、本当に清廉な女性です』
・『長い間、仕事で付き合っている彼は、実に清廉な男性だと感じている』
・『子供の頃、清廉だった彼女も、いつしか、そうでなくなっていくことが悲しい』
・『我が子には、清廉な一生を送ってほしいと願います』

「潔癖」の例文

・『夫は、潔癖すぎて掃除などに細かすぎる』
・『潔癖症が邪魔をし、友達と仲良くすることができない』
・『私は潔癖なので、1日に何度も手を洗います』
・『お金に対して潔癖な人は信頼することができます』

まとめ

「清廉」「潔癖」には、以上のような違いがあります。

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