「成果主義」と「能力主義」の違いとは?分かりやすく解釈

「成果主義」と「能力主義」の違いとは?違い

この記事では、「成果主義」【せいかしゅぎ】と「能力主義」【のうりょくしゅぎ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「成果主義」とは?意味

とにかく結果が良ければそれでいいという考え方する人のことを「成果主義」【せいかしゅぎ】といいます。

職場では、自分に与えられた仕事を期間内にどれだけのことができたか重視して、できなかったときは知識不足で未熟な者と考えるわけです。

成果が出るならば、能力や学歴は関係ないというのがこの「成果主義」の考え方になります。


「能力主義」とは?意味

人が持つ能力に着目し、活かすことで質のいい作業や仕事をこなすことを考えるのが「能力主義」【のうりょくしゅぎ】です。

職場では社員の成果ではなく、それまでに社員はどのような姿勢で仕事したのか、どう努力を注ぎ込んでやってきたかなど、人の行動に焦点を当てて評価するわけです。

全体を見た上で社員の能力を評価することが大切と思う人の考え方を表します。


「成果主義」と「能力主義」の違い

「成果主義」「能力主義」の違いを、分かりやすく解説します。

どのような成果をあげたかに焦点を当てて社員を評価するのが「成果主義」であり、それまでの仕事の仕方とやる気は一切関係ないと考えます。

もう一方の「能力主義」は、社員のやる気や仕事の仕方にも目を向けて、人を評価するという点が違うわけです。

「成果主義」の例文

・『成果主義を貫く企業は新入社員でも頑張れば高い評価が得られる』
・『能力成果主義を考える日本企業も増えて、社員もやりがいを感じる』

「能力主義」の例文

・『能力主義を取り入れる会社は、個人と向き合って対話する』
・『能力主義を掲げる企業は年功序列ではなく、やる気で評価する』

まとめ

どちらも考え方を貫き、その考えで社員をどう評価するか決めるわけです。

とにかく仕事で頑張りたい人は「成果主義」の会社を選び、人のやる気や姿勢を見てもらいたい人は「能力主義」の企業を選んでみるといいでしょう。

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