「念を押す」と「釘を刺す」の違いとは?分かりやすく解釈

「念を押す」と「釘を刺す」の違いとは?違い

この記事では、「念を押す」【ねんをおす】と「釘を刺す」【くぎをさす】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「念を押す」とは?意味

相手に対して本当にできるか何度も聞いて確かめて、もしもやれないようであれば、やり方を聞けと忠告するのが「念を押す」【ねんをおす】の意味です。

「注意」という意味がある「念」と、何度も確かめる「押す」を掛け合わせることで、何度も注意して相手に迫るわけです。

このような意味から、相手に強く言葉を投げかけて迫って答えを確かめます。


「釘を刺す」とは?意味

自分を裏切らないよう何度も注意することを「釘を刺す」【くぎを刺す】といいます。

決めたことをしっかり守るように注意したり、中途半端に作業しないよう何度も忠告して守らせたいという意味があります。

二人の秘密を他言しないようその約束を絶対に裏切らないように「釘を押す」わけです。


「念を押す」と「釘を刺す」の違い

「念を押す」「釘を刺す」の違いを、分かりやすく解説します。

人に対して何度も聞くことで、本当にできるかしっかり確かめるとき使うのが「念を押す」です。

当日、午前中には来て欲しいと頼むとき何度も同じことを繰り返して相手をその気にさせます。

もう一方の「釘を刺す」は、自分に与えられた責任を破り、逃げさせないようにしたいと思うとき、何度も念入りに注意して約束を守らせるのです。

「念を押す」の例文

・『生徒に漫画本を持ってきてはいけないと念を押した』
・『宅配会社に、明日は午前中配達するよう念を押した』

「釘を刺す」の例文

・『書類を勝手に取引先へ渡さないよう社員に釘を刺す』
・『親に彼氏が泊まったことを言わないよう妹に何度も釘を刺す』

まとめ

どちらも相手に約束を守るようしつこいほど注意するとき使う言葉ですが、何度も注意して確かめるのが「念を押す」で、裏切らないように何度も忠告して守らせるのが「釘を刺す」と覚えておくといいでしょう。

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