この記事では、「従順」と「忠誠」の違いを分かりやすく説明していきます。
「従順」とは?
従順は、じゅうじゅんという読み方をすべき言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、逆らわずに言いなりになるやつきしたがうといった意味の従の漢字に、人に逆らわないとか素直といった意味がある順の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ従順は、性質とか態度が素直で人に逆らわないという意味を表すのです。
「従順」の言葉の使い方
従順は、大人しくて人の言う事を素直に聞く、といった意味の言葉として使用されています。
具体的には、従順な態度や従順な部下、といった表現を見掛ける事が可能です。
「忠誠」とは?
忠誠は、ちゅうせいという読み方をする言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事となりますが、主君や国家等にひたすら尽くす事といった意味を持っている忠の漢字に、誠実で偽りがない心といった意味を有する誠の漢字を加える事で、完成した言葉です。
以上の事から忠誠は、忠実で真っ正直な心といった意味を示します。
「忠誠」の言葉の使い方
忠誠は、忠義を尽くすという意味を表現する際に用いられる言葉です。
良く見られるのが、忠誠を尽くすや忠誠を誓う、といった表現だったりします。
「従順」と「忠誠」の違い
従順と忠誠の文字表記を並べてみると、使用されている漢字も読み方も、全然違う言葉同士であると気付く事が可能です。
所が持つ意味合いには似ている部分があるので、幾分ややこしい組み合わせの言葉同士とも言えます。
ただし従順は、性格や態度が素直で逆らわないという意味を表すのです。
一方の忠誠は、正直で忠実な心を示す言葉となっています。
まとめ
2つの言葉は、用いている漢字も読み方も違う言葉同士です。
ですが示す意味合いのニュアンスは似てるので、それぞれの言葉が持つ意味をきちんと把握する事が大事だったりします。
ちなみに従順は、大人しくて人の言う事をとても素直に聞き入れる、といった意味に使用されるのです。
対する忠誠は、国や組織等に忠義を尽くす、といった意味の言葉して、用いられます。