国や地方自治体などから支給されることの多い「給付金」と「助成金」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「給付金」と「助成金」の違いを分かりやすく説明していきます。
「給付金」とは?
「給付金」の特徴は、受け取ったお金の使い道が限定されていないことにあります。
「給付金」の場合、受給した人が、どのように使用しても問題ありません。
その人自身が必要と思ったものに。
また、必要と思った時に自由に使用することが可能で、特に何に使用したのかといった報告も基本的に不要です。
「給付金」の手続きも比較的簡単で、申請の用件に当てはまれば、誰でも受給することが可能です。
人数制限などもなく申請を行えば、受取が可能です。
有名な「給付金」には、「特別定額給付金」や「持続化給付金」が挙げられます。
「助成金」とは?
「助成金」は、支援金制度となります。
雇用環境を改善するために配られるもので、「助成金」を使用し、社員に対し様々な優遇措置が行われています。
例えば、育児休暇取得の促進や非正規社員から正社員への登用などとなります。
申請は申請要件に当てはまる事業者であれば応募することが可能です。
制限などはなく、必要に応じ「助成金」を受け取ることが可能です。
ただし、「助成金」の場合、手続きが少し難しいことも多く、社労士に相談し申請を進める必要もあります。
「給付金」と「助成金」の違い
まず、「給付金」と「助成金」の違いとして、誰に配られるものかといった違いがあります。
「給付金」は、誰にでも配られるもので、国民1人1人に、その権利が発生します。
それに対し、「助成金」は、あくまでも事業者に対し配られるものとなります。
その点に大きな違いがあります。
また、使用用途においても、「給付金」は限定されないのに対し「助成金」は使用用途が限定されます。
その点にも大きな違いがあります。
まとめ
以上が、「給付金」と「助成金」の違いです。
それぞれに特徴があり、その特徴を知っておくことが大切です。