「物騒」と「剣呑」の違いとは?分かりやすく解釈

「物騒」と「剣呑」の違いとは?違い

不安な状態や危険を感じる時に使う言葉には「物騒」「剣呑(けんのん)」があります。

この記事では、「物騒」「剣呑」の違いを分かりやすく説明していきます。

「物騒」とは?

「物騒」とは物事が騒々しい時に使う言葉であり、これはよくない出来事や事件が発生しそうな時にも使います。

「物騒」は基本的に悪い物事が発生する時に使う言葉であり、基本的にネガティブな意味として使うのが特徴です。

また「物騒」はざわざわとした音や態度、落ち着きがない心情を表す時にも使います。


「剣呑」とは?

「剣呑」とは物事や事態が危険である時や不安な様子を表す時に使います。

「剣呑」の語源には諸説がありますが、刀や剣などの刃物による事件を示す「剣難」が変化したという説が有名です。

「剣呑」を使った言葉としては「剣呑がる」があり、こちらは特に不安な心情を表す時に使います。

また「剣呑」は事件が起きた瞬間や不安を察知した時に使うことが多く、小説では急な危機やピンチを表す言葉として用いられます。


「物騒」と「剣呑」の違い

「物騒」「剣呑」はどちらも不安な状態や危険を感じる時に使う言葉です。

「物騒」「剣呑」は発生した事件や出来事全体を示すことも可能ですが、「剣呑」は危機を察知した瞬間や急なピンチになった時にも使うことが可能です。

「物騒」の例文

・『この辺りは最近物騒な事件が多発しており、警察官のパトロールをよく見かけます』
・『依頼者から受け取った荷物はどうも物騒なものらしく、途中で盗賊と何度も戦いました』

「剣呑」の例文

・『その武将がいきなり刀を抜こうとして、酒場は剣呑な雰囲気に包まれました』
・『剣呑な状況を察したのか、彼女はさっさとその場を逃げ出しました』

まとめ

「物騒」「剣呑」はどちらも不安な状態や危険を感じる時に使う言葉であり、色々な場面使うことが可能です。

「剣呑」はやや古い言葉ですが、小説やフィクションの作品などでよく使われています。

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