この記事では、「したたか」と「あざとい」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「したたか」とは?意味
弱いふりして、本当は精神的に強く、ちょっとのことでは屈しない人はどこか一筋縄ではいかない考えを「したたか」といいます。
粘り強く、途中で逃げ出さないところはしぶとさを感じさせますし、抜かりなく物事を成し遂げるさまは自分に厳しい人とも感じさせるわけです。
また、ずる賢い行動を見せることもあり、普段は物静かに人の後を歩いているのに、得すると思うときは都合よく出てきて、あたかも自分がしてやった顔するところが人から見ると実に「したたか」に見えます。
「あざとい」とは?意味
どこか計算しつくした行動を見せる人のさまを「あざとい」といいます。
異性を惑わすような、少しいたずら心を見せる振る舞いをする人の言動や態度はまるで小悪魔に感じられますが、異性はこのようなところに強く惹きつけられて、心を奪われるのです。
手抜きをしない行動を見せる女性は、とくに男性の気持ちを強く掴んで離しません。
「したたか」と「あざとい」の違い
「したたか」と「あざとい」の違いを、分かりやすく解説します。
自分の考えは主張せず、目立たないよう静かに生きつつ、得するときだけ顔を出してはいいとこどりする人の考えや行為を「したたか」といいます。
物静かに見えて、実は誰よりも負けん気が強く、丈夫な精神を持つ人なのです。
普段は目立たないよう静かに生きていますが、やるときはやる力強さを持ち合わせています。
もう一方の「あざとい」は、かわいらしい笑顔を見せて相手の心を掴みますが、ときにいたずら心で相手を刺激し、楽しませるという2つの方法を使って異性を惑わす人を指します。
「したたか」の例文
・『恋愛においてしたたかに生きる女性は、男性の操り方もうまい』
・『したたかに働く人は、うまく交流して問題を起こさないよう工夫する』
「あざとい」の例文
・『あざとい女性に強く惹かれてしまうので、嫌になる』
・『世渡り上手なあざとい女性は、男性の心をうまく操るのもうまい』
まとめ
どちらも世の中をうまく渡っている人に当てはまる言葉ですが、強く生き抜くことを「したたか」といい、計算して恋愛を楽しむ者を「あざとい」と覚えておくといいでしょう。