「しおしお」と「すごすご」の違いとは?分かりやすく解釈

「しおしお」と「すごすご」の違いとは?違い

この記事では、「しおしお」「すごすご」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「しおしお」とは?意味

悲しいことがあり、ひどく落ち込んださまを表すときに使うのが「しおしお」です。

涙を流してしまうほどつらい気持ちであったり、心が痛む状態を表すなら「しおしおと涙を流す」と表します。

それだけひどく心が傷つくようなことがあったとき使う言葉であり、試合に負けた、恋人に振られたといった状況を表すわけです。

元々は「萎萎」と漢字で書く言葉であり、いかに気落ちすることが起きて気持ちが萎えるかを伝えるときに使います。


「すごすご」とは?意味

思っていたことが現実にならないとき、ひどく失望してしまうさまを「すごすご」といいます。

興ざめしてしまうほど強く期待していたというのに、現実にはまったく意に反した結果になってしまったとき、人は「すごすご」とその場を後にするとひどくがっかりした気持ちを伝えるわけです。

かなり落ち込み、何も手がつかないといった状態であり、もう勇気も元気も失っている人のさまは、見る人も悲しい気持ちになってしまうでしょう。


「しおしお」と「すごすご」の違い

「しおしお」「すごすご」の違いを、分かりやすく解説します。

心が痛む悲しい出来事や、つらいことがあったとき、気落ちした自分の気持ちを表すのが「しおしお」です。

気持ちがひどく沈んだとき、しょんぼりするほど元気がない状態を表します。

もう一方の「すごすご」は、期待して行ったというのに、自分が思い描いていたような結果ではなかったとき、自分の愚かさに気がついて気落ちする気持ちを伝えるわけです。

「しおしお」の例文

・『しおしおと、真っ赤な夕日が沈む岸壁に一人で立つ男性だった』
・『彼氏に振られた私は、悲しくてしおしおと涙を流しながら雨の中を歩いた』

「すごすご」の例文

・『試験場で自分の番号が見つからないので、すごすごとその場を後にした』
・『すごすごと背中を丸めて会場を後にする彼の姿は、見る方も気落ちする』

まとめ

どちらも気落ちする人の内面から出る物悲しさを表す言葉ですが、微妙に違う意味合いがありますので、自分でよく意味を調べて使い分けてみるといいでしょう。

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