「すでに」と「とうに」の違いとは?分かりやすく解釈

「すでに」と「とうに」の違いとは?違い

この記事では、「すでに」「とうに」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「すでに」とは?意味

もうやるべきことが始まり、終わっている状況を「すでに」といいます。

「すでに定期健診は終わっている」とか、「すでにこの本は売切れた」など、特定の出来事が起きていて、終わりに近づいているか、終わっていることを人に伝えるとき使われている言葉です。

日常生活でよく使われている言葉でもあり、「すでに弟は学校に行った」と誰が今どうしているかを伝える場面でも使われています。


「とうに」とは?意味

だいぶ前に事が終わっていると伝えるとき使うのが「とうに」です。

「とうにあの事件は忘れられている」と、かなり前のことであるため人々の記憶から忘れられていると人に伝えたり、「とうにこの絵は売り切れた」と言ってもうすでに商品が手元にないことを伝えます。

このように、ある特定の出来事が今の段階では過去になっていることを表せる言葉であり、あまりいい意味では使われていません。


「すでに」と「とうに」の違い

「すでに」「とうに」の違いを、分かりやすく解説します。

今の段階ではもう始まっている状態であり、終わりに向かって事柄が進んでいると状況を表すとき使われているのが「すでに」です。

「すでに大学受験は始まっている」と、もうスタートしている状況を伝えることもあれば、「すでにテストは終わっている」と事はだいぶ前に終わっているので、あきらめるしかないと相手に忠告するわけです。

もう一方の「とうに」は、「とうに会議は終わった」ともうやるべきことは終わっている状況を伝えるとき使うという違いあります。

「すでに」の例文

・『すでに授業は始まっているので、今から教室に入れない』
・『すでに姉は海外へと旅立ったため、来年にならないと会えない』

「とうに」の例文

・『とうにこのお菓子は製造中止になっているので、購入できない』
・『とうにあの土地は空き家になっていて、誰も住んではいない』

まとめ

どちらも似ている意味合いで使われている言葉ですが、微妙に使い方に違いがありますので、自分なりに学び、うまく使い分けてみるといいでしょう。

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