この記事では、「震度」と「マグニチュード」の違いについて紹介します。
震度とは?
震度とは、ある場所における地震の揺れの強さを表す指標です。
震度は、計測震度計によって自動で計測されています。
1996年までは、人の体感や周囲の状況などから震度を決めていました。
地震が起きると気象庁では、地方公共団体や防災科学技術研究所が全国に設置している震度観測点で観測した震度を発表しています。
地震の揺れは地盤や地形に大きな影響を受けるので、同じ町内であっても震度に差が出ることはあります。
地震の震度には、0から7まであり5と6には弱と強があります。
震度0は地震計には計測されるものの、人は揺れを感じない程度の小さな揺れです。
震度3だと、屋内に居る人は大抵揺れを感じる大きさになります。
マグニチュードとは?
マグニチュードとは地震の規模を表す指標で、1つの地震に対して1つだけ存在します。
地震が発するエネルギーの大きさを対数で表したものです。
アメリカの地震学者であったチャールズ・リヒターが考案しました。
マグニチュードが1増えると、地震のエネルギーは30倍にもなります。
また、マグニチュードが2増えた時には、地震のエネルギーは1000にも達します。
大きな地震ほど、マグニチュードの数字も大きくなります。
震度とマグニチュードの違い
震度は地震の揺れを表す指標ですが、マグニチュードは地震の規模を表す指標です。
1つの地震が起こった場合、地域によって震度は大きく異なります。
同じ地震でも震度4のところもあれば、震度2のところもあります。
それに対してマグニチュードの場合、1つの地震に対して1つの数字しかありません。
どこにいるかによって揺れの大きさは違いますが、地震の規模そのものは同じだからです。
まとめ
地震が起きた際に地震の揺れを表すのが震度で、地域によって震度は異なります。
それに対して地震の規模を表すのがマグニチュードで、1つの地震に対して1つだけです。