世界中には沢山のウェブサイトがあり、ブログ、ネット通販、掲示板などの機能をユーザーに公開しています。
このようなサイトを作るのは以前なら専門的な技術を有するプログラマーやデザイナーが時間をかけて作るのが普通でしたが、今では専門知識がなくても極めて簡単に作成できるようになっています。
その要因の一つが「CMS」の普及です。
この記事では、「CMS」と「WordPress」の違いを分かりやすく説明していきます。
「CMS」とは?
「CMS」とは英語の「Contents Management System」の略で、画像、テキスト、画面レイアウトなどを統合して管理することができるソフトウェアのことを呼びます。
こういったソフトウェアが一般的になってことで、以前のように、ウエッブページの構成やデザインを一から作成する必要がなくなりました。
「WordPress」とは?
「WordPress」とは、前述の「CMS」のなかで現在最も多くのユーザーに使用されているソフトウェアで、2021年のシェアは50%に迫る勢いです。
特長としては、世界中で作成されている「プラグイン」と呼ばれる拡張を導入することで簡単に好みのデザインやSEOの機能を追加することができる点です。
多くの企業がドメインやサーバーのホスティングを込みにしたサービスを展開しているので、思い立ったらすぐに始めることができるのも大きな利点です。
「CMS」と「WordPress」の違い
「CMS」と「WordPress」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは今では同義語として使われることも多くなってはいますが、そもそも違う意味を持ちます。
簡単に2つの関係を表すと、「CMSのソフトウェアの一つがWordPressである」ということができるでしょう。
前述のように、「CMS」市場での「WordPress」のシェアはトップですが、この世界ではよくあるように、これから何年かすれば他のツールが追い抜くことも考えられ、そうなれば「CMS」イコール「WordPress」とは誰も思わなくなっているでしょう。
まとめ
HTMLをプログラミングしていた昔とは違い、今では「CMS」によって簡単にサイトを立ち上げることができるようになりました。
しかし、そのような状況だからこそ、明確になってきたのが、同じツールを使用していても、使いやすいサイト、魅力的なサイトにだけ、人は集まるということです。
どんなにSEOを考慮していても、訪れた人が再びきてくれるような魅力がなければ成長はしません。
みんなが同じスタート地点に立つことができるからこそ、作り手のセンスが求められているのです。
