この記事では、「見解」と「意見」の違いを分かりやすく説明していきます。
「見解」とは?
「見解」は「けんかい」と読みます。
意味は「ものごとに対する価値を客観的に判断すること」です。
あるものごとに対して自分でよく判断して明らかにすることを表します。
「見解」の言葉の使い方
「見解」は名詞として「見解を述べる・述べた」「かたよった見解」「見解の相違」などと使われます。
「見」は「みる」とも読み「視力で捉える」から転じて「ものの見方」という意味、「解」は「とく」とも読み「一つにまとまったものをほぐす」から転じて「さとり分かる」という意味、「見解」で「さとり分かったものの見方」になります。
基本的に、自分の身の回りのことではなく、社会的な事柄や、他の人が関わる問題に対して考えたことに使われます。
「意見」とは?
「意見」は「いけん」と読み、意味は以下の通りです。
「ある問題に対する主張や考え」という意味で、あるものごとに対して心に思うところのことです。
2つ目は「自分の思うところを述べて、人の過ちをいさめること」という意味で、相手の言動を改めさせる為に自分の考えを伝えることです。
「意見」の言葉の使い方
「意見」は名詞として「意見を述べる・述べた」「意見をまとめる」「意見する・した」などと使われます。
「意」は「心の中の思い」という意味、「見」は「ものの見方」という意味、「意見」で「心の中で思うものの見方」になります。
基本的に、自分が個人的にあることについて思うところや考えたことに使われます。
「見解」と「意見」の違い
「見解」は「社会的な事柄や、他の人が関わる問題に対して考えたこと」です。
「意見」は「自分が個人的にあることについて思うところや考えたこと」です。
「見解」の例文
「見解」の例文は以下の通りです。
・『先輩と見解の相違で口論する』
・『社長が今後の戦略への見解を明らかにする』
・『会議で問題に対する見解を述べる』
・『お互いの見解が一致する』
「意見」の例文
「意見」の例文は以下の通りです。
・『意見が真っ二つに分かれる』
・『反対意見が多数で否決される』
・『上司に率直な意見を述べる』
まとめ
今回は「見解」と「意見」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。