この記事では、「断眠」と「不眠」の違いを分かりやすく説明していきます。
「断眠」とは?
「断眠」とは睡眠を取るべき時間帯に寝床に付けなかったり、自分の意思で眠ろうとせずに眠らないことです。
神経症やパニック障害などを伴わないうつ病患者が症状改善のためにあえて眠らないようにすることや、仕事のトラブルなどで徹夜して一睡もできなかったという状況が「断眠」と言えます。
一切眠らない完全「断眠」もありますが自分の意思で「断眠」する場合は、睡眠時間を短縮する形で寝る前か後に「断眠」することも多いです。
「不眠」とは?
「不眠」とは体を休息させるのに十分な睡眠をとれないことです。
忙しくて寝る時間すらないという場合は含まれず、寝床につけてはいるものの眠れなかったり起きる時間が早すぎたりといった睡眠時間が足りないというのが代表的でしょう。
他にも夜中に何度も目を覚ましたり時間的に見れば十分な時間寝たはずなのに倦怠感があり眠れた感じがしないような眠りが浅いものも「不眠」に含まれます。
眠りに否定の意味の不を付けて「不眠」ですが眠らないわけではなく、不十分な眠りという意味で「不眠」です。
「断眠」と「不眠」の違い
「断眠」と「不眠」の違いを、分かりやすく解説します。
自分の意思で眠ろうとしなかったり寝床につく時間がないせいで眠らないことが「断眠」で、寝床についているのに十分眠れないことが「不眠」です。
「断眠」はそうしたいのか状況的にそうせざるを得ないのかという違いはあれ自分の意思や都合で眠らないことですが、眠りたいという意思はあるのにそれに反して十分な睡眠が取れないことが「不眠」になります。
まとめ
眠りたくても眠れないことを指す場合「断眠」は寝るよりも優先しないといけないことがあるから眠れないのに対し、「不眠」は寝ようとしているのに十分に眠れないというのが違いです。
意図的に睡眠を断つことが「断眠」で意図的ではなく睡眠が不十分なのが「不眠」とも言えます。