この記事では、「はちく」と「たけのこ」の違いについて紹介します。
はちくとは?
はちくとは、中国が原産の竹の一種です。
漢字では「淡竹」と書きます。
5月から6月にかけてはちくのたけのこが出るので、食用として用いられています。
赤みを帯びたような薄い茶色をしており、味にクセは少ないです。
表面はつるっとしており、産毛はほとんどありません。
はちくは地下茎が浅いので、すぐに地面から顔を出します。
そのため地面から出ているものを収穫します。
地面より下にある部分は非常に硬いので、食べられません。
たけのことは?
たけのことは、竹の地下茎から出る若芽の部分のことをいいます。
たけのことして食用になるのは、モウソウチク(孟宗竹)やはちく(淡竹)、マダケ(真竹)、カンチク(寒竹)等です。
スーパーマーケット等に出回っているのは、モウソウチクのたけのこになります。
モウソウチクのたけのこは地下茎が深く、地面に顔を出す前に掘り出すのが一般的です。
地面に顔を出す程成長すると、えぐみが出てしまうからです。
また、収穫してから時間が経つとえぐみが増すので、アク抜きを行う必要があります。
たけのこは煮物や炒め物などに使われることが多いです。
たけのこを使った煮物には、若竹煮や土佐煮等があります。
また、たけのこご飯なども食べられています。
はちくとたけのこの違い
たけのこには色々な種類があり、その中の1つがはちくです。
たけのこというとモウソウチクのたけのこを指すことが多く、はちくのたけのことは見た目や収穫の仕方に違いがあります。
モウソウチクのたけのこには産毛があり、収穫する時は土の中から掘り出します。
それに対してはちくのたけのこは、産毛がほとんどなく表面はつるっとしています。
収穫する時は地面に出ているものを収穫します。
まとめ
たけのこには色々な種類があり、はちくもその1つになります。
ただし、たけのこというとモウソウチクのたけのこを指すことが多いです。