「不謹慎」と「冗談」の違いとは?分かりやすく解釈

「不謹慎」と「冗談」の違いとは?違い

この記事では、「不謹慎」【ふきんしん】と「冗談」【じょうだん】の意味や使い方を分かりやすく説明していきます。

「不謹慎」とは?意味

周囲のことなど考えず、自分勝手に行動することを「不謹慎」【ふきんしん】と言います。

家族を失った人が悲しみに打ちひしがれているというのに、その横で笑って騒いだり、親と楽しく旅行した話をしているところは常識外れです。

人をつらい目に遭わせたり、悲しませる行為は大人として配慮がなく、考慮もない下品で不真面目な行為になります。

とくに、周囲の揚げ足を取ったり、遠慮がない言葉を投げかけるさまを指す言葉です。


「冗談」とは?意味

ふざけたことを言って相手を楽しませることを「冗談」【じょうだん】と言います。

その場で思いついた面白い言葉で聞き手を笑わせたり、過去の失敗話を身振り手振りをつけてユーモア交えて楽しませるわけです。

わざとふざけたことを言って相手の気持ちを惹きつけて、明るい気持ちにさせるのも「冗談」の魅力の一つになります。

しかし、冗談半分で相手が嫌がる言葉を言ったり、冗談めかす話は嫌がられることもありますので注意が必要です。


「不謹慎」と「冗談」の違い

礼儀がなっていないは、周囲に不快感を与えるなどふざけた行為することを「不謹慎」と言います。

被災した場所に場違いな服を着て行って全壊した家を見て馬鹿にしたり、被災して落ち込んでいる人の前で大きな声で会話したり、派手な化粧して大笑いするなどまったく場違いなことばかりする行動を指すわけです。

もう一方の「冗談」は、ありふれた話という意味がある「常談」(じょうだん)からきている言葉であり、相手を笑わせるためあえてふざけていると思うような無駄話して楽しませるという違いがあります。

「不謹慎」の例文

・『病人の前で葬式の話する医者は不謹慎極まりない』
・『不謹慎な話ほど視聴者は面白がり、話題にする』

「冗談」の例文

・『上司の冗談で職場の暗い雰囲気がいっきに明るくなった』
・『先輩に彼氏と別れた方がいいと冗談で言ったら、顔を真っ赤にして怒った』

まとめ

場の空気を読めないは、相手の気持ちを察知できない人は残念でがっかりさせますが、落ち込んだ人たちを明るい気分にさせるような言葉を投げかければ愛される人になれるでしょう。

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