この記事では、「万年筆」と「ボールペン」の違いについて紹介します。
万年筆とは?
万年筆とは、毛細管現象と呼ばれる物理現象を利用してインクをペン先に供給する仕組みになっている筆記具のことをいいます。
毛細管現象とは、毛細管の内側の液体が外部から力が加わらなくても管の中を移動する現象のことをいいます。
万年筆が登場するまでは、ペン先にインクをつけながら筆記を行っていました。
万年筆が登場したことで、簡単に携帯できるようになったのです。
万年筆には、インクの通り道が詰まってしまわないように水性のインクが使われます。
ボールペンとは?
ボールペンとは、ペン先にボールが内蔵してあってそれが回転することでインクが供給される仕組みの筆記具です。
ペン先に内蔵されているボールは金属かセラミックスでできています。
また、樹脂を使用しているものもあります。
ボールの直径には色々あり、ボールが大きくなるほど線が太くなります。
日本では0. 5㎜が主流ですが、欧米などでは0. 5㎜よりも直径が大きいものが主流です。
これは細かい線が多い漢字を書くことが影響しています。
また、ボールの直径が小さい極細タイプのボールペン等もあります。
万年筆とボールペンの違い
万年筆とボールペンではインクがペン先に供給される仕組みが違います。
万年筆に使用されるのは水性インクですが、ボールペンに使われるインクの種類は水性インクや油性インク、ゲルインクなど様々です。
また、万年筆はボールペンに比べて価格は割高で、高級品などもあります。
そのためギフトとして贈られることも多いです。
それに対してボールペンは価格がリーズナブルで、手軽に購入することができます。
ただし、価格が高い上質なボールペンもあります。
まとめ
万年筆とボールペンでは構造が違っており、インクが供給される仕組みにも違いがあります。
また、万年筆には水性インクが使われますが、ボールペンに使われるインクは様々です。