似たような言葉に感じる「コンサート」と「リサイタル」ですが、2語はどのような関係にあるのでしょうか?
この記事では、「コンサート」と「リサイタル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「コンサート」とは?
「コンサート」とは、3人以上の歌手や演奏者から成るグループや楽団がパフォーマンスを披露する演奏会のことを指します。
「演奏会」や「音楽会」を意味する英単語“concert”が語源であり、“concert”はもともとオーケストラのように大人数から成る楽団の演奏会を意味する言葉でした。
ちなみに、パフォーマーが2人で行う演奏会は「ジョイント・コンサート」と呼ばれます。
「リサイタル」とは?
「リサイタル」とは、歌手や演奏者がソロ(=1人)でパフォーマンスを披露する「独唱会」や「独奏会」のことを指します。
「ドラえもん」でお馴染みのガキ大将「ジャイアン」が空き地で催す「ジャイアンリサイタル」が最たる例(?)と言えるかもしれません。
「リサイタル」は英単語の“recital”が語源であり、もともとは聴衆の前で朗読することや朗唱することを意味していた言葉です。
ちなみに、メインパフォーマーにバックバンドやオーケストラが加わる場合も「リサイタル」となります。
理由は、バックバンドやオーケストラはあくまでメインパフォーマーのサポートとしてステージに出演しているからです。
また、ソロで活動しているパフォーマー同士が共演する場合は「ジョイント・リサイタル」という表現が用いられます。
しかし、近年では「リサイタル」のことを「ソロ・コンサート」と表現するケースも多くなっているようです。
「コンサート」と「リサイタル」の違い
「コンサート」と「リサイタル」の違いを、分かりやすく解説します。
「コンサート」は楽団やグループなど複数のパフォーマーによる「演奏会」などのことであり、「リサイタル」はソロで活動しているパフォーマーによる「独唱会」や「独奏会」のことです。
しかし、最近では「リサイタル」のことを「ソロ・コンサート」と言い換えるケースも多く見られます。
まとめ
・「コンサート」とは、楽団やグループなど複数名の歌手やがパフォーマンスを披露する演奏会のことを指します。
・「リサイタル」とは、歌手や演奏者がソロ(=1人)でパフォーマンスを披露する「独唱会」や「独奏会」のことを指します。
