空腹時にグーというお腹の音が出て、恥ずかしい思いをした人は少なくないでしょう。
しかし、人によっては、そんな経験は無いという人もいます。
この記事では、「お腹が鳴る人」と「鳴らない人」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お腹が鳴る人」とは?
「お腹が鳴る人」とは、空腹時に低い音で胃の下あたりが鳴る人のことですが、これは「空腹時収縮」という現象によって起きます。
我々は食事をしてから4時間くらい経った頃から2時間位の頻度でこの「空腹時収縮」が起きています。
これは胃が強く収縮することで胃の中にある食べ物のカスや水分などを小腸の方に押し出すものです。
これが起きることによって食べ物のカスが長期間胃に留まって腐敗するのを防ぐことができます。
音が鳴るのは、その時にカスが胃から小腸に押し出される音で、ゴミが溜まっている排水管がゴボゴボと音を立てるようなものです。
「お腹が鳴らない人」とは?
前述のように、「空腹時収縮」は誰にでも起きることで、その時に音が鳴るかどうかは胃に残ったものの状態によって決まります。
従って、「お腹が鳴らない人」というのは、たまたまその時の状態が「音が鳴らない」状態であったに過ぎません。
「お腹が鳴る人」と「鳴らない」の違い
「お腹が鳴る人」と「鳴らない」の違いを、分かりやすく解説します。
音が鳴るか鳴らないかは、前述の「空腹時収縮」が起こった時に胃の中がどのような状態なのかによって変わるのであって、人によって違うわけではありません。
「空腹時収縮」は意識的にコントロールできるようなものでは無いため、もし人によって違うとすれば、日頃からどんなものを食べているかに関係してくるということはあり得ます。
まとめ
お腹が鳴るのを周りの人に聞かれるのはあまり気持ちの良いものではありません。
しかし、ここまで説明してきたように、この「空腹時収縮」という仕組みは胃や小腸を綺麗にして働きやすくするという意味では無くてはならないものであるということは忘れてはいけません。
