「ロザリオ」と「十字架」の違いとは?分かりやすく解釈

「ロザリオ」と「十字架」の違い生活・教育

この記事では、「ロザリオ」「十字架」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ロザリオ」とは?

「ロザリオ」は、祈りを捧げる際に使用する道具で、カトリック教においてお祈りの際に聖母マリアに祈祷する際に使用する神具の一つです。

なお、「ロザリオ」には、数珠のような球が付属しており、これは、聖母であるマリアに祈りをささげた際、回数を数えるために球が付属していて玉の一つ一つをつまんだり玉の一つをつまむことで今どのくらい祈ったか、今、どのあたりまで祈ったかを正確に知ることができます。

ただ、現在は、「ロザリオ」は装飾品という意味合いのほうが強いです。


「十字架」とは?

「十字架」は、処刑具でイエスキリストが殺害された際に使用した処刑用の磔器具です。

この器具の特徴は、身動きを封じ自由を奪うことで、かつさらし者にすることです。

ちなみに、処刑されて死亡した者は宙に浮いた状態になるのは、処刑した人物を大地についた状態でいると自らも汚れると考えたがゆえ、処刑するものはあえて浮いた状態でさらし者にするという方法を取っています。

なお、この方法で処刑された人物は呪われると旧約聖書に明記されております。


「ロザリオ」と「十字架」の違い

両者の違いは、神に祈りを捧げる物であるか、処刑用の拷問器具だったかです。

「ロザリオ」は、聖母が与えた祈りを捧げる神具にあり、「十字架」は、聖母が生み育てた救世主を処刑したことから、磔という方法による拷問用処刑具です。

なお、「十字架」による処刑は、処刑された人物は呪われると旧約聖書に記載があります。

「ロザリオ」の例文

・『金のロザリオを購入する』

「十字架」の例文

・『十字架を切る行為は死刑宣告である』

まとめ

「ロザリオ」は、もとは聖母マリアが与えた神に祈る道具だったんですが、現在ではどちらかと言えば装飾品です。

一方、「十字架」も現在では装飾品だったりするんですが、元々は、これは処刑用の器具でペルシャ人が考えたものだと言われています。

なお、「十字架」で処刑されたものは呪われると記載されており、イエス様が十字架で殺されたことについては、旧約聖書では、傲慢になり責任転嫁をする人間に代わり、イエスが死ぬことがイエスの救いであると神が定めたがゆえです。