プロ野球の「クリンチナンバー」と「マジックナンバー」の違いとは?分かりやすく解釈

プロ野球の「クリンチナンバー」と「マジックナンバー」の違い専門用語・業界用語

野球のリーグ戦で使われる言葉に「クリンチナンバー」「マジックナンバー」がありますが、二つのナンバーは何を表しているのでしょうか。

今回は、「クリンチナンバー」「マジックナンバー」の違いを解説します。

「クリンチナンバー」とは?

「クリンチナンバー」とは、「リーグ戦で優勝やプレーオフ進出など目標を達成するために必要な勝利数」です。


「クリンチナンバー」の使い方

その数だけ勝利すれば優勝やプレーオフ進出など目標が達成できる数字のことで、残り試合で考えられるパターンを勝ち負け引き分け全てでシミュレーションして算出します。

計算で導き出される数字なので開幕したばかりで試合が消化されていない時期には残り試合数を上回る数値が「クリンチナンバー」として算出され、残り試合数よりも多い「クリンチナンバー」は自力優勝の可能性がないことを表しています。


「マジックナンバー」とは?

「マジックナンバー」とは、「リーグ戦で優勝やプレーオフ進出など目標を自力で達成するのに必要な勝利数」です。

「マジックナンバー」の使い方

その数だけ勝利すれば優勝やプレーオフ進出など目標を達成できる数字のことで、一般的には目標達成までのカウントダウンとして使用されます。

チーム単独ではなく他チームの自力優勝の可能性がからむため点灯した後に消えたり「マジックナンバー」そのものが消滅してしまうこともあります。

「クリンチナンバー」と「マジックナンバー」の違い

「クリンチナンバー」「マジックナンバー」はどちらもリーグ戦における目標達成までの勝率を示す数値ですが、「クリンチナンバー」が他チームの動向に影響されない絶対的な数字であるのに対し「マジックナンバー」は他チームの動向に影響される相対的な数値です。

「クリンチナンバー」は開幕当初からカウントされますが「マジックナンバー」はある程度試合が消化されてからでないとカウントされません。

まとめ

「クリンチナンバー」「マジックナンバー」はどちらもリーグ戦で優勝やプレーオフ進出の目安として示される数値ですが計算方法に違いが見られます。

直接対決の成績次第で順位が変わるなど特殊な場合を除くとほぼ同じ意味を持つ数値なので、優勝争いを楽しむのに細かい違いまで気にする必要はありません。