この記事では、「無償」と「無料」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。
皆さんは「無償」と「無料」の違いを明確に知っている方は、意外に少ないのではないでしょうか。
是非とも、この記事をご自分のスキルアップ等に役立てていただけますと幸いです。
「無償」と「無料」の違い
最初に「無償」と「無料」の違いをご説明致します。
では「無償」と「無料」の違いを見ていきましょう。
先ず前者の「無償」の意味については、基本的に奉仕的な意味があります。
したがってボランティア等を想像してください。
分かりやすいはずです。
意味としては、報酬は生じないので、報酬を求めないことを意味しているのです。
また、場合によっては代金を支払う必要がないことをも意味する場合がありますので押さえておいてください。
後者の「無料」の意味とは、料金や代金を支払う必要がないことと、人のためになることをしてもお金を求めないことを意味しているのです。
後者の場合は、少々機械的な意味合いがあるでしょう。
参考にしておいてください。
「無償」と「無料」の使い方の違い
ここでは「無償」と「無料」の使い方の違いを解説していきます。
早速、「無償」と「無料」の使い方の違いを見ていきましょう。
基本的にこの2つの使い方の違いは、上記で解説した違いを参考にしていただくことで、使い方が分かるようになるでしょう。
「無償」というのは、奉仕的(ボランティア)な意味合いが強く、報酬等を求めないことです。
一方で、「無料」というのは、料金を払う必要がなく、人のために何かをしてもお金は求めない意味を持っております。
このような違いがあり、自ずと使い方も違ってきますので把握してください。
・例1:大学生のボランティアの場合
「とある福祉施設が存在します。<その福祉施設には大学生のボランティアの実習生がおります。これらの大学生は全て『無償』で仕事しておりますので、非常に立派だと自分は思います」
この例としては、福祉施設にボランティアの大学生が実習生として勤務しており、「無償」で働いている姿に、関心している人がいることを指しております。
非常に分かりやすい例だと思いますので、把握しておいてください。
・例2:「無料」入場券がある場合
「カラオケ店があります。そのカラオケ店は、10周年の記念日を迎えました。よって本日の12:00~18:00の6時間のみ、『無料』入場券をお持ちのお客様は「無料」で入店が可能です」
この例は、カラオケ店があり、10周年のイベントにより、6時間ほどは「無料」入場券があるお客様は「無料」で入店が可能という場面なのが、お分かりいただけるはずです。
これらの違いを是非とも押さえて、適切な場面で上手に使いこなしてみてください。
「無償」の意味
ここでは「無償」の意味をご説明致します。
「無償」の意味としては、基本的に奉仕的(ボランティア)の意味合いが強い場面で使われます。
そして、意味としてはその仕事や奉仕に対して報酬は生じないという意味と報酬を求めないという意味があります。
また、代金を支払う必要がないという場面等でも用いられてますので把握してください。
「無償」の使い方
次は「無償」の使い方を解説していきます。
「無償」の使い方としては、上の意味をご理解いただけると簡単に使い方が分かるようになり、難なく使えるはずですので見ていきましょう。
「無償」というのはボランティア的な色が強く、報酬はなく求めないという意味です。
したがって使い方としては、「彼らは僕らのために無償で助けにやってきてくれた~」という使い方が分かりやすいはずですので、参考にしてみてください。
「無償」を使った例文
この項目にて「無償」を使った例文を書いていきます。
・『国境なき医師団は無償で人々を助けている』
・『無償で奉仕できる人は非常に素敵だと思う』
・『無償で奉仕してくれる実習生に、たまには食事くらい奢ろうと思う』
・『無償で住居を提供してくれた』
・『車を無償で提供してくれたので、ガソリンを満タンにして返した』
以上が「無償」を使った例文になりますので、シーンに合わせて上手に使ってください。
「無償」の類語
ここの項目にて「無償」の類語を解説します。
「無償」の類語としては、「与える」「賜る」「恵む」等が類語として成立します。
意味としては、基本的に無料で与えたり、恵む意味がありますので、類語となるのです。
参考にしてください。
「無償」の対義語
次は「無償」の対義語を解説していきます。
「無償」の対義語としては、単純ですが「有償」(ゆうしょう)や「有給」(ゆうきゅう)という言葉が対義語となります。
これらの意味は、ざっくり書きますとお金が必要という意味です。
参考になれば幸いです。
「無料」の意味
ここでは「無料」の意味を説明していきます。
「無料」の意味とは、料金等を支払う必要性がないという意味です。
また人のために何か仕事等をしても、お金を求めないという意味合いでも使われますので、把握しておいてください。
「無料」の使い方
次は「無料」の使い方を書きます。
「無料」の使い方の方も、上の意味を照らし合わせてみてください。
自ずと使い方が分かるようになります。
「無料」は、お金を払う必要がない、またはお金を求めないという意味で使われます。
よって具体的な使い方としては、「今日は記念日なので、無料で入店が可能だ~」という使い方や、「無料で奉仕したいと思い~」という使い方が分かりやすいでしょう。
以上を参考にして、ご自分で判断して使い分けてみてください。
「無料」を使った例文
ここでは「無料」を使った例文を書きます。
・『無料の入場券があるので彼女も誘った』
・『無料ほど怖いものはないと父親が言っていた』
・『今だけ無料というのが、非常に怪しい』
・『彼は無料で店を貸してくれたので、感謝している』
・『無料奉仕してくれる彼らに対して、感謝に堪えません』
以上が「無料」を例文になります。
参考にしてください。
「無料」の類語
この項目にて「無料」の類語を見ていきましょう。
「無料」の類語としては、「ただ」「無償」「無銭」等が類語とされます。
参考にしてみてください。
「無料」の対義語
次は「無料」の対義語を解説していきます。
「無料」の対義語としては、「有料」(ゆうりょう)や「有償」(ゆうしょう)が対義語として成立します。
これはお金が必要という意味なので、対義語となるのです。
覚えておいてください。
「まとめ」
まとめとしては、前者の「無償」は奉仕的(ボランティア)な意味合いが強く、報酬が生じないという意味や求めないという場面で使われます。
また、後者の「無料」という意味としては、お金を払う必要性がないケースや、人のためにした仕事等でお金を求めないという場面にて使うのです。
以上がまとめとなりますので、上手に使い分けてみてください。