特定の場面で使う言葉には「常套句」や「慣用句」があり、どちらも覚えておくと色々な場面で役立ちます。
この記事では、「常套句」と「慣用句」の違いを分かりやすく説明していきます。
「常套句」とは?
「常套句」とは特定の場面や会話に対して使う言葉であり、決まりきった文句を使うのが特徴です。
類義語としては「決まり文句」があり、この場面ならばこの言葉をよく使うという意味があります。
冠婚葬祭でのあいさつから、フィクション作品のキャラの台詞まで色々な種類の「常套句」があり、覚えておくと様々な場面で役に立ちます。
「慣用句」とは?
「慣用句」とは2つ以上の言葉を合わせて作った言葉であり、定型的な表現であるのが特徴です。
特定のものと動作が結びついているものから、比喩的な表現として組み合わさったものなと様々なものがあり、豊かな日本語の表現を作りだしています。
「慣用句」の例としては靴を履くがありますが、こちらはこれ以外の動詞を使うと違和感を与えてしまいます。
「慣用句」には色々な種類のことわざがあり、教訓や学びを得ることが可能です。
「常套句」と「慣用句」の違い
「常套句」は特定の場面における決まった返事や決め台詞のことであり、テンプレートなものなので覚えておくと色々な場面で役に立ちます。
「慣用句」とは2つ以上の言葉を使った表現であり、比喩的なものからことわざまで色々な種類があります。
「常套句」の例文
・『冠婚葬祭のあいさつや常套句は覚えておくのがいいでしょう』
・『ライバルキャラの常套句をいくつか思いついたが、どうも上手く合わないと感じています』
「慣用句」の例文
・『昔からある慣用句の歴史を調べています』
・『子供の頃から慣用句やことわざが好きで、今では趣味の創作に役立っています』
まとめ
日本語の表現は非常に豊富なものであり、「常套句」や「慣用句」は覚えておくと色々場面で役に立ちます。
冠婚葬祭やビジネスシーンでの「常套句」から、文章を作る際に便利な「慣用句」は、知識だけではなく実用的なものなので学びなおしとしても人気があります。