「ミッキーマウス」や「トムとジェリー」などでお馴染みの「カートゥーン」ですが、「アニメ」とはどう違うのでしょうか?
この記事では、「カートゥーン」と「アニメ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カートゥーン」とは?
「カートゥーン」とは、「風刺漫画」や「アニメ映画」、「動画」などの意味を指す英単語“cartoon”のことです。
「カートゥーン」=“cartoon”の語源は絵画作品の制作過程で描かれる下書きのことであり、「厚紙」という意味のイタリア語“cartone”、もしくはオランダ語“karton”に由来すると言われています。
やがて、アメリカやヨーロッパの新聞に掲載されているような社会風刺をテーマにした1コマ漫画を「カートゥン」と呼ぶようになりました。
そして、その後、風刺漫画をベースにした子供向けアニメが放送され、そこから「ミッキーマウス」や「トムとジェリー」、「ポパイ」のような「欧米の比較的短めの子供向けアニメ」を指しても「カートゥン」が用いられるようになっていきます。
「アニメ」とは?
「アニメ」とは、「アニメーション」の略語です。
「アニメーション」は英単語“animation”のことであり、それを略した「アニメ」は、いわゆる「アニメーション作品」という意味で日本独自に用いられていた表現でした。
やがて、日本のアニメが世界で人気を博すようになってからは、海外でも「日本のアニメ作品」を指して“Anime”という表現が用いられるようになっていきます。
「カートゥーン」と「アニメ」の違い
「カートゥーン」と「アニメ」の違いを、分かりやすく解説します。
「カートゥーン」=“cartoon”は「風刺漫画」や「欧米の比較的短めの子供向けアニメ」を意味する言葉です。
対して、「アニメ」は「アニメーション」=“animation”の略語であり、もともとは日本で独自に使われていた表現でしたが、今日では海外でも「日本のアニメ作品」を“Anime”と呼んでいます。
まとめ
・「カートゥーン」=“cartoon”とは、「風刺漫画」や「アニメ映画」、「動画」などの意味を指す言葉です。
・「アニメ」=“Anime”とは、「日本のアニメ作品」という意味を指す言葉です。