「食い下がる」と「食い下がらない」の違いとは?分かりやすく解釈

「食い下がる」と「食い下がらない」の違い生活・教育

当記事では、「食い下がる」「食い下がらない」の違いを明確に説明していきます。

「食い下がる」とは?

食い下がるは、くいさがるという読み方をすべき言葉です。

文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、食いつくや噛みつくといった意味の食いの文字に、ぶら下がるといった意味がある下がるの文字を付け足す事により誕生した言葉となっています。

だからこそ食い下がるは、強く食らいついて全然離れない、といった様な意味を表すのです。


「食い下がる」の言葉の使い方

食い下がるは、食いついて離れないでいる、という意味に使われる言葉となっています。

具体的には、粘り強く立ち向かって行く様を表現したい時に、この食い下がるが使用されているのです。


「食い下がらない」とは?

食い下がらないは、くいさがらないという読み方をする言葉となっています。

文字で記されたこの言葉を目にすれば分かる事でしょうが、食らいつく事やその度合いといった意味を持っている食いの文字に、ぶら下がらないといった意味を有する下がらないの文字を加える事で完成した言葉です。

以上の事から食い下がらないは、食らいついて行かないという意味を示します。

「食い下がらない」の言葉の使い方

食い下がらないは、相手に対して食いついて行かないという意味となる言葉です。

つまりは、食い下がるという言葉を否定した形になるため、この様な意味を持つ言葉として使われる事もありますが、実際には存在しない表現だったりします。

「食い下がる」と「食い下がらない」の違い

食い下がると食い下がらないの文字表記を見比べれば、下がると下がらないという文字の違いに気付く事が可能です。

しかも食い下がるという意味で、食い下がらないの言葉を使ってしまう人も珍しくないので、それぞれの言葉が持つ意味をきちんと把握する事が大事だったりします。

まず食い下がるは、食いついてぶら下がるという意味から、どこまでも食いついて離さないという粘り強さを表すのです。

一方の食い下がらないは、食いついてぶら下がらないという意味となり、食らいつかないという意味を示します。

まとめ

2つの言葉は、下がると下がらないという文字の違いがあるものの、誤用してしまう人が少なくない言葉同士です。

ただし意味合いは真逆なので、それぞれの意味の相違点をきちんと理解すれば使い分けが出来ます。

ちなみに食い下がるは、食いついて離さないという意味から粘り強さを表すのです。

対する食い下がらないは、実際には存在しない表現で、食いつかないという意味になります。