この記事では、「基板」と「基盤」の違いを分かりやすく説明していきます。
「基板」とは?
「基板」は「きばん」と読みます。
これは電子機器などで使われる部品を示す言葉です。
絶縁体でできた板のことを示して「基板」と言います。
これは、その上に何らかの部品を配置するものであり、ベースになる部品でもあるのです。
「基板」の使い方
たとえば、あなたがPCを自作していたとします。
このような場合に「基板にCPUを設置しました」と述べるとよいでしょう。
これにより、部品を配置するベースとなる板のことを、的確な言葉で表現できるのです。
「基盤」とは?
「基盤」も「きばん」と読みます。
こちらは、「何かの基礎になるもの」や「何かの土台になるもの」などの意味で使用される言葉です。
そのため、具体的な部品を示すものではなく、広く概念を示す言葉だと言えるのです。
「基盤」の使い方
たとえば、あなたが引っ越したとします。
新居を中心に、仕事とプライベートの計画を立てていました。
このような場合に「この住居を生活の基盤にしたいと考えています」と述べるとよいでしょう。
これにより、基礎とすることを、上手に言いかえできるのです。
「基板」と「基盤」の違い
「基板」と「基盤」には、大きな違いがあります。
板状の特定の部品を示すのが「基板」であり、土台や基礎などの概念を表すのが「基盤」なのです。
それぞれに役割がありますので、おぼえておくとよいでしょう。
「基板」の例文
ここでは「基板」を使った例文を挙げていきます。
・『基板に部品を配置してください』
・『基板だけでは何も動きません』
・『基板に様々な部品を設置して、初めてPCが動きます』
・『そこにある基板は、既に壊れています』
「基盤」の例文
ここでは「基盤」を使った例文を挙げていきます。
・『生活の基盤になる住居が必要です』
・『基盤となる要素技術が見当たりませんでした』
・『システム基盤を整えることで、生産性が向上します』
・『基盤となる収入が存在しませんでした』
まとめ
これらのことから、「基板」と「基盤」には、それぞれの意味があることが分かります。
しっかり意味を理解した上で、上手に使い分けるとよいでしょう。