この記事では、「木酢液」と「竹酢液」の違いを分かりやすく説明していきます。
「木酢液」とは?
木酢液は、もくさくえきという読み方をすべき言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば分かる事ですが、木材の乾留で得られる酢酸を多く含む液体という意味の木酢の文字に、えきたいの意味がある液の文字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から木酢液は、木材を乾留した際に生まれる乾留液の上澄分を表すのです。
「木酢液」の言葉の使い方
木酢液は、主に木を炭焼きした際に生じる煙を冷やして抽出する液体に対して使われる言葉となっています。
より具体的には、杉や檜といった木を用いて、それらから抽出される液を、木酢液と呼んでいるのです。
そんな木酢液は、農薬や燻製にするための食品加工といった用途に、使用されているのです。
「竹酢液」とは?
竹酢液は、ちくさくえきという読み方をする言葉となっています。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事でしょうが、竹を乾留して得られる液体といった意味を持っている竹酢の漢字に、えきや汁といった意味を有する液の漢字を付け足す事で成立した言葉です。
だからこそ竹酢液は、竹を焼く際に生じた煙を採取して、それを冷却させて液化したものを示します。
「竹酢液」の言葉の使い方
竹酢液は、竹を炭焼きにした際に生じる煙から抽出された液体に対して用いる言葉です。
主に消臭や殺菌、防虫効果があるものとして、竹酢液は使用されています。
「木酢液」と「竹酢液」の違い
木酢液と竹酢液の文字表記を並べて見比べてみると、即座に最初の漢字が木と竹という違いがある事に気付く事が可能です。
所がその他の2文字は同じであり、どちらも液体を表す言葉となっています。
ただし木酢液は、檜や杉といった木を炭焼きにし、その煙から抽出された液体を表すのです。
一方の竹酢液は、竹を炭焼きにして同じ様にその煙から抽出した液体を示します。
まとめ
2つの言葉は共に、炭焼きにする等してその煙から抽出された液を示す言葉です。
もっとも材料が違っており、木酢液は杉等の木の煙から抽出します。
対する竹酢液は、竹を燃やして生じる煙から抽出された液体です。