この記事では、「熱帯低気圧」と「温帯低気圧」の違いを分かりやすく説明していきます。
「熱帯低気圧」とは?
「熱帯低気圧(ねったいていきあつ)」とは、夏から秋にかけての間に、熱帯から亜熱帯地方の海上に発生する低気圧のことを意味しています。
また、中心付近の風速が約17. 2 m/s以上の「熱帯低気圧」を「台風」と呼んでいます。
「熱帯低気圧」が発生すると、暴風雨や高潮が発生し、自然災害が起きやすくなります。
「熱帯低気圧」は「熱帯性低気圧」や「熱低」と言うこともあります。
「温帯低気圧」とは?
「温帯低気圧(おんたいてきあつ)」とは、温帯で発生する低気圧のことを意味します。
春と秋に前線を伴います。
温帯とは熱帯と寒帯の間の地帯のことを言います。
「温帯低気圧」が発生すると、中心から前線付近まで天気が悪くなります。
「温帯低気圧」は「温低」と略すこともあります。
「熱帯低気圧」と「温帯低気圧」の違い
「熱帯低気圧」と「温帯低気圧」の違いを、分かりやすく解説します。
「熱帯低気圧」とは、夏から秋にかけての間に、熱帯から亜熱帯地方の海上に発生する低気圧のことを言います。
一方、「温帯低気圧」は、春と秋に温帯で発生する低気圧のことです。
「熱帯低気圧」は夏から秋にかけて、熱帯から亜熱帯地方の海上で発生する低気圧のことを言いますが、「温帯低気圧」は、春と秋に温帯で発生する低気圧のことを意味するので、この点が異なっています。
まとめ
「熱帯低気圧」と「温帯低気圧」はどちらも「低気圧」が発生して起こる現象です。
「低気圧」とは、大気中の周りの領域に比べて、中心付近の気圧が低くなっているところのことを言います。
「低気圧」になると、雲が発生し、風が吹いたり、雨や雪などが降り、天気が悪くなります。
「低気圧」には「熱帯低気圧」と「温帯低気圧」の他にも、「寒冷低気圧(かんれいていきあつ)」、「地形性低気圧(ちけいせいていきあつ)」、「熱的低気圧(ねってきていきあつ)」などがあります。