品詞を後ろからサポートしてくれる言葉?この記事では、「助詞」と「助動詞」の違いを分かりやすく説明していきます。
「助詞(じょし)」とは?
「助詞」は、単語のうちで「付属語」に分類される品詞であり、「付属語」のなかでも「活用がない語」(=単語の後ろが変化しない語)を指します。
例を挙げると、「わたしは学生だ」の「は」、「リンゴを食べる」の「を」が「助詞」です。
「助詞」には、「格助詞」、「接続助詞」、「副助詞」、「終助詞」の4種類があります。
・格助詞・・『リンゴを食べる』の「を」、「宇宙へ行ってみたい」の「へ」など。
・接続助詞・・『大きくて、強い』の「て」、『聞いてみたが、何も知らなかった』の「が」など。
・副助詞・・『該当する人のみに限る』の「のみ」、『次こそ勝ってみせる』の「こそ」など。
・終助詞・・『それでいいのか(疑問)』の「か」、『それを触るな』の「な」、など。
「助動詞(じょどうし)」とは?
「助動詞」は、単語のうちで「付属語」に分類される品詞であり、「付属語」のなかでも「活用がある語」(=単語の後ろが変化する語)を指します。
例を挙げると「わたしは学生だ」の「だ」、「リンゴを食べた」の「た」が「助動詞」です。
「助動詞」には、「受け身、自発、可能、尊敬」、「使役」、「希望」、「否定」、「推量、意思、勧誘」、「過去、完了、存続、想起」、「丁寧」、「断定」、「推定、伝聞、様態、比喩」、「否定の推量、意思」の10種類に区分けされ、「○○たい(希望)」や「○○です(断定)」など全部で18語があります。
「助詞」と「助動詞」の違い
「助詞」と「助動詞」の違いを、分かりやすく解説します。
「単語」は10種類に分けられており、そのうちの「付属語」に含まれるのが「助詞」と「助動詞」になります。
そして、「わたしはリンゴを食べる」の「は」や「を」など、「活用のない付属語」が「助詞」であり、「わたしはリンゴを食べた」の「た」、「わたしはリンゴを食べたい」の「たい」など活用のある付属語が「助動詞」に分類されます。
まとめ
・「助詞」は、単語のうちで「付属語」に分類される品詞であり、「付属語」のなかでも「活用がない付属語」を指します。
・「助動詞」は、単語のうちで「付属語」に分類される品詞であり、「付属語」のなかでも「活用がある付属語」を指します。