この記事では、「塩ビ板」と「アクリル板」の違いについて紹介します。
塩ビ板とは?
塩ビ板は、プラスチック素材の一種です。
塩ビは正式には、ポリ塩化ビニルといいます。
ポリ塩化ビニルは汎用性の高い素材で、日用品から医療用品、建築用資材、工業用品など幅広く使われています。
1930年代にドイツで開発され、日本で工業化されたのは1941年のことです。
塩ビ板の特徴としては、強度が高いことが挙げられます。
そのため衝撃にも強く、曲げたり丸めるなど加工しやすいという特徴もあります。
塩ビ板には、フィルムのように薄いものから板状の厚いものまで様々です。
アクリル板とは?
アクリル板もプラスチック素材の一種で、日用品や事務用品、看板、道路標識などに使われています。
アクリル板は透明度が高いので、無機ガラスの代表品として使われることも多いです。
ショーケースや水槽などに使われることもあります。
また、アクリル板の表面に処理を施すと、ガラスのような硬度にすることもできます。
それから耐候性にも優れているので、看板など屋外での使用にも向いています。
長期間使用しても、劣化したり変形、変色したりすることがありません。
ただし、薄く加工するのには向いていません。
塩ビ板とアクリル板の違い
柔らかくて加工がしやすいのは塩ビ板で、アクリル板よりも燃えにくいです。
価格もアクリル板に比べてリーズナブルですが、劣化しやすいので屋外で使用するのには向いていません。
アクリル板は耐候性が良いので、屋外で使用するのに適しています。
また、どちらも透明なプラスチック素材ですが、アクリル板の方が塩ビ板よりも透明度は高いです。
そのためガラスの代わりとして用いられています。
まとめ
塩ビ板とアクリル板の違いには、加工のしやすさや透明度、価格などが挙げられます。
加工しやすく価格がリーズナブルなのが塩ビ板で、アクリル板は透明度が高くて屋外でも劣化しにくいです。