この記事では、「モルモット」と「ハムスター」の違いを分かりやすく説明していきます。
「モルモット」とは?
「モルモット」とは、テンジクネズミ属の1種でテンジクネズミ科の野生種が家畜化されたものです。
温和な性格で比較的おとなしくペットとして広く繁殖されています。
体重800グラムから1. 5キログラム程で、主に植物の葉や茎、根などを食べる草食の生き物です。
寿命は5~7年で適切に飼育すれば10年近く生きる個体もいるほど長生きです。
基本的に夜行性ですが、飼育することで飼い主の生活リズムに適応することも可能です。
飼育の際に注意する点として、温和な性格ですが、警戒心が強く急激な環境の変化にはストレスで適応できなくなり、食事をとらなくなる場合があります。
「ハムスター」とは?
「ハムスター」とは、キヌゲネズミ亜科に属しているげっ歯類の総称です。
体重は種類によって異なりますが、小さいものであれば50グラム程、大きい種類であっても200グラム程の手のひらサイズの生き物です。
「ハムスター」は雑食であり、植物の葉や実をはじめ昆虫などを食べ、寿命は平均して2年から3年生きます。
「ハムスター」は夜行性で、日中は基本的に涼しい穴や暗い陰などで過ごします。
頬に食べ物をためる袋があるのが特徴で、エサをためたり巣の材料を運んだりするのに使います。
「モルモット」と「ハムスター」の違い
「モルモット」と「ハムスター」の違いは、見た目や生態におよびさまざまな違いがあります。
まずは体の大きさが違い、「モルモット」は1キロ程度が平均ですが、「ハムスター」は平均100グラム前後です。
片手で収まる程の大きさが「ハムスター」、両手で持つほどの大きさが「モルモット」です。
食べものにも違いがあり、「モルモット」は完全草食ですが、「ハムスター」は雑食でなんでも食べます。
また、両者はともに夜行性の動物ですが「モルモット」はしつけによって人間のリズムに合わせられるという性質を持ちます。
まとめ
「モルモット」と「ハムスター」にはさまざまな違いがあることがわかりました。
簡単に区別する方法として覚えておくとよいのは、持った時に片手サイズか両手サイズかという点です。
小さければ「ハムスター」、大きければ「モルモット」です。
ペットとして人気の高い「モルモット」と「ハムスター」ですが、どちらを飼うか悩んだ時はこれらのことを参考にしてみましょう。