この記事では、「モニター」と「ディスプレイ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「モニター」とは?
「モニター」とは英語で“monitor ”と表わされ、「監視する」という意味があります。
一般的にパソコンの内部の処理を映像として表示する際に使われているものについて「モニター」と呼びます。
もともとの意味は、映像の出来や音声の状態を監視したりチェックしたりする際に使われる言葉で「モニターする」などと使われていましたが、その意味が「画面を監視する」や「画面をチェックする」という意味としても使われるようになり、パソコンが処理した映像や動きなどを最終的に画面に表示させる機器を「モニター」と呼ぶようになりました。
「ディスプレイ」とは?
「ディスプレイ」とは英語で“display”と表わされ、「表示する」という意味があります。
目で見ることで判断するようなものを映像として出力して、それを映し出す機器について「ディスプレイ」と呼びます。
一般的にはテレビなどの情報を視覚的に表示させるものについて「ディスプレイ」と言われる事が多く、商品を画面に映し出して宣伝したり、見せる事を目的としている画面を「ディスプレイ」と呼びます。
「モニター」と「ディスプレイ」の違い
現在では「モニター」と「ディスプレイ」の区別は非常に曖昧なものになっています。
それらの製品を製造・販売している企業でさえ、同じ性質の商品に対する呼び方が違っていたりするので、明確な違いはありません。
あえて一点だけ挙げるとするならば「モニター」は「見る」を重点に置いた装置である事に対し、「ディスプレイ」は「見せる」を重点として装置であるという点です。
両方の機能を併せ持った機器については「モニター」と「ディスプレイ」どちらも正しい呼び方だと言えるでしょう。
まとめ
「モニター」と「ディスプレイ」の区別はとても曖昧です。
現在ではほとんどの場合、両方の呼び方で呼ばれており、どちらで呼ばれても同様の機器がイメージされます。
どちらで呼んでも間違いではないという事を覚えておくとよいでしょう。