サラダや家庭菜園でお馴染みの「ミニトマト」と「プチトマト」ですが、2語はどんな関係にあるのでしょうか?
この記事では、「ミニトマト」と「プチトマト」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ミニトマト」とは?
「ミニトマト」とは、重さがだいたい10gから20gのトマトを指した総称です。
トマトは大きさによって大玉、中玉(ミディ)、小玉(ミニ)に分けられますが、このうち小玉のものに分類されるものが「ミニトマト」になります。
かつては「小型トマト」や「小さなトマト」とも呼ばれていましたが、トマトと言えば大玉というのが普通だったため、「ミニトマト」はほとんど市場に出回っていなかったようです。
やがて、後述する「プチトマト」と呼ばれる小さいトマトの品種が種メーカー「タキイ種苗」より発売されますが、これが人気を博します。
小さいトマトの需要が高まったことで、農家でも小さいトマトが栽培されるようになり、市場に出回っていきました。
そして、これらの小さいトマトは総称して「ミニトマト」と呼ばれるようになったのです。
「プチトマト」とは?
「プチトマト」とは、種メーカー「タキイ種苗」が開発、販売していた「ミニトマト」の品種の1つ、及び商品名です。
当時、小さいトマトはメジャーではありませんでしたが、高度経済成長の煽りを受け、マンションや団地に移り住む人たちが急増しました。
それに伴い、ベランダで家庭菜園を始める人が増え、ベランダで手軽に栽培できる「プチトマト」は一大トレンド商品となりました。
しかし、その後、農家で栽培された高品質の小さいトマトも市場に出回った結果、「プチトマト」は平成19年をもって販売が終了されます。
「ミニトマト」と「プチトマト」の違い
「ミニトマト」と「プチトマト」の違いを、分かりやすく解説します。
「ミニトマト」はトマトの中でも、だいたい10gから20gくらいの小玉のものを指す総称であり、「プチトマト」はかつて種メーカー「タキイ種苗」から販売されていた「ミニトマト」に含まれる品種の1つ、及び商品名です。
まとめ
・「ミニトマト」とは、重さがだいたい10gから20gのトマトを指した総称です。
・「プチトマト」とは、種メーカー「タキイ種苗」が開発、販売していた「ミニトマト」の品種の1つ、及び商品名です。