バイバルにより再び人気に火が付いたファッションアイテム!
この記事では、「ベトジャン」と「スカジャン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ベトジャン」とは?
「ベトジャン」とは、「ベトナムジャンパー」の略語です。
「ベトナムジャンパー」は、ベトナム戦争から帰還したアメリカ兵たちが戦時中に使っていたパラシュートや寝具などを記念品として持ち帰り、ジャケットに仕立て直したことが発祥とされています。
デザイン的な特徴としては、ミリタリー要素のあるワードや各国の国旗、ベトナムの地図が刺?されていたり、アジア風なデザインの虎や漢字などが刺繍されているものが多いようです。
「スカジャン」とは?
「スカジャン」とは、サテンと別珍の生地で作られたスタジアムジャンパーのようなジャンパーのことです。
太平洋戦争後、横須賀米軍基地に駐留していたアメリカ兵たちがジャケットを土産品として持ち帰る際、所属部隊や基地のエンブレムの刺繍に加え、日本風なデザインが施された鷹、もしくは鷲、龍、虎などの刺繍をオーダーしたことが発祥と言われています。
そのため、「スカジャン」は当時、アメリカ兵たちに“souvenir jacket”(スーベニアジャケット)=土産品のジャケットと呼ばれていました。
「スカジャン」という名称については、「横須賀ジャンパー」を略した説と「スカジャン」にスカイドラゴンの刺繍がよく入れられていたことから「スカイドラゴンジャンパー」を略した説が挙げられています。
デザイン的な特徴としては、鷹や龍、虎、富士山、桜など日本風でオリエンタルなデザインの刺繍が目を引きます。
「ベトジャン」と「スカジャン」の違い
「ベトジャン」と「スカジャン」の違いを、分かりやすく解説します。
「ベトジャン」とは、「ベトナムジャンパー」の略であり、ベトナム戦争から帰還したアメリカ兵が戦時中に使用していたパラシュートなどをジャケットに仕立て直したことが発祥とされています。
一方、「スカジャン」は太平洋戦争後、横須賀米軍基地に駐留していたアメリカ兵たちの土産品として扱われていたジャンパーが発祥とされています。
まとめ
ベトナム戦争後、持ち帰られたアメリカ兵の記念品から生まれた「ベトジャン」と太平洋戦争後、横須賀基地に駐留していたアメリカ兵の土産品から生まれた「スカジャン」。
ベトナム風か日本風かでデザインが違う2つですが、同じような経緯で誕生したことが実に興味深いです。