この記事では、「スタンドカラー」と「バンドカラー」の違いについて紹介します。
スタンドカラーとは?
スタンドカラーとは、折り返しのない立った襟の一つです。
首に沿って襟が立っており、首元がスッキリと見えます。
英語では「stand collar」と書きます。
「collar」は「襟」を表す言葉です。
スタンドカラーを日本語にすると「立ち襟」とか「立て襟」といったりします。
ワイシャツのように襟が折り返してあるレギュラーカラーと比較すると、スタンドカラーはカジュアルな印象を受けます。
スタンドカラーシャツを身に付ける場合、ネクタイは着用しません。
スニーカー等スポーティーなアイテムとも合わせやすいです。
中国の民族衣装であるチャイナドレスの襟もスタンドカラーの一種になります。
バンドカラーとは?
バンドカラーも折り返しのない立った襟の一つです。
英語では「band collar」と書きます。
「band 」には帯状という意味があり、帯状に襟があることを意味しています。
レギュラーカラーのシャツと比べるとカジュアルですが、襟のないノーカーラーシャツと比べるときちんとした印象があります。
バンドカラーの歴史は古く、1300年代にはすでに登場していました。
バンドカラーシャツは、ノーカラーシャツを補強するためフランスの貴族が考えたといわれています。
当時はシャツの襟やカフスは取り外すことができました。
スタンドカラーとバンドカラーの違い
スタンドカラーもバンドカラーも襟を折り返していない立ち襟で、見た目にはあまり大きな違いはありません。
ただし、襟の高さに違いがあり、襟が高い方がスタンドカラーで低い方がバンドカラーといわれています。
微妙な差なので、同じものとして扱われていることもあります。
まとめ
スタンドカラーとバンドカラーの違いは、襟の高さにあります。
襟が高い方がスタンドカラーで、襟が低い方がバンドカラーになります。