この記事では、「すだち」と「ゆず」の違いを分かりやすく説明していきます。
「すだち」とは?
「すだち」とは、徳島県原産のミカン科の香酸柑橘類です。
5月~6月ごろに花が咲き、秋に実がなります。
収穫時には緑色で、成熟するとミカンのように皮がオレンジ色になりますが、現在市場に出回っているの「すだち」のほとんどは緑色をした未熟果です。
日本における収穫量の98%が徳島県産で、徳島県の代表的な果物となっています。
「すだち」は1個40グラム程の大きさで、主に絞り汁として利用され、酸味が強いため、お酢の代わりの材料として利用される事もあります。
「ゆず」とは?
「ゆず」とは、ミカン科ミカン属の柑橘類のひとつです。
高知県の「ほんゆず」が有名で「柚子」とも表記されます。
日本では全国で栽培される果物ですが、高知県産や徳島県産が有名です。
消費量や生産量においては日本が最も多く、香辛料や調味料としてや、ジャムなどで幅広く利用されています。
「ゆず」は1個120グラム程度で、非常に酸味が強く特徴的な香りがあるので、直接果実を食べることはありません。
日本では冬場の風呂に「ゆず」を入れた「柚子風呂」が親しまれています。
「すだち」と「ゆず」の違い
「すだち」と「ゆず」は大きさに違いがあります。
「すだち」は1個40グラム程度のゴルフボール程の大きさで、「ゆず」は1個120グラムほどになりますので、見た目だけで区別できます。
また、「すだち」は主に徳島県が原産地となっていますが、「ゆず」は日本全国で広く栽培されています。
まとめ
柑橘類に分類される果物は、他にも「みかん」や「かぼす」など見た目が似ている物が多くなっています。
しかし、それぞれ特徴があり別の果物です。
「すだち」と「ゆず」にも大きさや利用方法、原産地などに違いがあります。
これらを知っておく事で、それぞれ最適な方法で使用できるようにしましょう。