「シンクタンク」と「コンサル」という業種ですが、違いがいまいち分からないという方も多いのではないでしょうか?
この記事では、「シンクタンク」と「コンサル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「シンクタンク」とは?
「シンクタンク」とは、「政治経済や科学技術などの分野ついて調査・分析・研究を行い、クライアントへ結果の報告や解決策の立案などを業務とする機関」のことを指します。
「頭脳集団」などを意味する英単語“think tank”が由来です。
日本にある「シンクタンク」としては、政府系シンクタンクである「経済社会総合研究所」や「日本銀行金融研究所」、民間シンクタンクである「日本総合研究所」や「三菱総合研究所」などが存在します。
いずれも「研究所」や「総合研究所」の名を冠するものが多いです。
「コンサル」とは?
「コンサル」とは、「コンサルティング」の略語であり、「クライアントが抱える課題や問題に対して解決策を提示する業務」のことを指します。
「顧問の」や「相談の」などを意味する英単語“consulting”が由来です。
コンサル業務では、企業などのクライアントから依頼を受けた「コンサルティングファーム」が「コンサルタント」をクライアントの元へ派遣し、対価として利益を得るのが主なビジネスモデルとなります。
「シンクタンク」と「コンサル」の違い
「シンクタンク」と「コンサル」の違いを、分かりやすく解説します。
・「シンクタンク」は「クライアントの依頼に基づき、調査・分析・研究を行い、結果の報告や解決策の立案などを業務とする機関」のこと。
・「コンサル」(=コンサルティング)は「クライアントが抱える課題や問題に対して解決策を提示する業務」のこと。
業務内容が似通っていることに加え、近年では「シンクタンク」の持つ専門性をコンサルティング分野へ活かした「シンクタンク系コンサルティングファーム」も生まれており、線引きが曖昧になっているようです。
まとめ
主に調査・分析・研究を業務とする機関が「シンクタンク」であり、主にクライアントへの問題解決策を提示する業務が「コンサル」ということでした。