この記事では、「イギリス」と「イングランド」の違いについて紹介します。
イギリスとは?
イギリスは、ヨーロッパ大陸の北西岸に位置している島国です。
イングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランドの4つの王国で構成される国家で、正式には「グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国」といいます。
イギリスという呼び名は、実は日本以外では使われていません。
首都はロンドンで、世界でも有数の経済大国として知られています。
芸術の分野で活躍した人も多く、シェイクスピアやビートルズ等は世界的に有名です。
シェイクスピアはイギリスを代表する劇作家で、「ハムレット」や「ロミオとジュリエット」など数々の名作を残しています。
イングランドとは?
イングランドはイギリスを構成する王国の1つで、グレートブリテン島の3分の2程の面積を占めています。
イギリスの首都であるロンドンはイングランドにあり、政治や経済、文化の中心地となっています。
イングランドには、主にアングロサクソン系の民族が暮らしています。
イギリス人や英語のことを「English(イングリッシュ)」と言いますが、本来「English」はイングランド人のことを指しています。
イギリス人という意味で使う時には、「British(ブリティッシュ)」を使う方が適しています。
イギリスとイングランドの違い
イギリスは国家で、イングランドはイギリスを構成する王国の1つです。
イギリス生まれのスポーツにサッカーがありますが、サッカーのワールドカップは地域ごとに参加することができます。
そのためイギリスからは、イングランドやスコットランド、ウエールズ、北アイルランドがそれぞれ出場しています。
オリンピックの場合には国ごとの参加となるので、イングランドではなくイギリスとして出場します。
まとめ
イギリスは一つの国ですが、イングランドはイギリスを構成している王国の1つになります。