この記事では、「キャンバス」と「キャンパス」の違いについて紹介します。
キャンバスとは?
キャンバスとは、帆船の帆として利用されていた厚手の丈夫な布のことをいいます。
麻などの素材で粗く織ったものを帆に使っていたのです。
耐久性に優れているので、現在ではスニーカーやシューズ等に使われることもあります。
また、油絵を描く画布のことをキャンバスといったりもします。
キャンバスは英語の「canvas」をそのまま日本語読みした言葉になります。
「canvas」の由来はラテン語で、麻由来のものといった意味があります。
亜麻の繊維から作られることが多いですが、合成繊維なども使用されています。
画布として使用する場合には、絶縁や地塗りといった加工が施されていることが多いです。
キャンバスが誕生する以前は木の板に絵を描くことが多かったのですが、板は傷みやすいというデメリットがありました。
そこで傷みにくい帆布が使われるようになったのです。
キャンパスとは?
キャンパスとは、大学や専門学校の構内のことをいいます。
英語の「campus」をそのまま日本語読みした言葉です。
「campus」には、敷地やフィールドといった意味があります。
建物や庭など空間的なものを指すだけではなく、そこにある文化や雰囲気も含めてキャンパスと呼んでいます。
キャンパスライフというと、学生生活のことを指します。
オープンキャンパスという言葉もあり、大学や専門学校が入学を希望する人に対して施設を公開するイベントです。
学校に対する興味や関心を深めてもらう目的で行います。
キャンバスとキャンパスの違い
キャンバスとキャンパスは言葉の響きは似ていますが、全く違う意味を持っています。
キャンバスは亜麻の繊維などで作られた丈夫な布のことをいいます。
それに対してキャンパスは、大学や専門学校の構内を指す言葉です。
まとめ
キャンバスは帆布として使われてたこともある丈夫な布のことをいい、キャンパスは大学や専門学校の構内をいいます。