この記事では、「安打」と「塁打」の違いを分かりやすく説明していきます。
「安打」とは?
野球においてアウトカウントを取られず打者が打った打球によって進塁できることでヒット、二塁打、三塁打、本塁打すべてひとつの安打としてカウントされます。
打率計算のもととなる数値でもあり、イチローが選手時代日米通算で4367本打ったものが安打です。
安打製造機と言う言葉はヒットが多く出るという意味合いとなり、ヒットを連発しても適用できないことはない言葉ですが、現実的には強打者、長打者が多い傾向にはあります。
安打数や打率だけでは強打者かどうか判断しにくい部分もあり、出塁率はもちろん、本塁打数や長打率などで投手の警戒度が高くなっていきます。
ヒットという言葉は商品においてはかなり売れていることを指す言葉ですが、野球のヒットは安打とみなすことができ、必ずしも試合を動かすものとは限らない立ち位置となっているといえます。
「塁打」とは?
野球の安打での進塁数をカウントするものでヒットは1、ツーベースは2、スリーベースは3、ホームランは4とカウントできます。
一人一打席では最大4塁打まで打てる可能性があります。
一打席のホームラン1本と、4打席のヒット4本では数値的に同じものとなります。
現実的には1試合で5程度を稼ぐことはありえ、ルール上は無限に得ることもありえますが、一試合10あたりがかなり最大に近い数値と言えるでしょう。
塁打を打数で割ると長打率になります。
長打率が高いほうがより安打において塁打数が大きい、強打者ということができます。
塁打はカウントとしてあまり話題になりにくいですが、王貞治の5862塁打が日本では最高記録となっています。
ホームランの6倍程度の数値ではあるもののホームランが多いことにある程度比例しているとは言えるでしょう。
「安打」と「塁打」の違い
「安打」と「塁打」の違いを、分かりやすく解説します。
安打は野球におけるヒットのこと、塁打は野球における安打で踏んだ塁の数のことで、ホームランの4が1安打で最大の塁打数となります。
安打数はヒットでもホームランでも1とカウントされます。
基本的に生涯の安打数より塁打数のほうが圧倒的に数値は大きくなり、野球の成績の数値の中でもかなり数字が大きくなるのが塁打数となっています。
打率は悪化することはありえますが、安打数、塁打数ともに減ることはありません。
なお、フォアボールは試合においての意義としては安打に近いものがありますが安打ではないためカウントはしません。
まとめ
「安打」と「塁打」は野球の記録として計上されるもので安打は一塁打から本塁打まですべてをひとつと計算し、塁打は安打において踏んだ塁の数を計上したものとなり、一塁打では1、本塁打では4となります。
生涯成績では数字的に塁打のほうが大きくなります。
打率は安打をもとに計算され、長打率は塁打をもとに計算されます。