この記事では、「スノーポール」と「ノースポール」の違いについて紹介します。
スノーポールとは?
スノーポールは、ノースポールの間違った言い方です。
ノースポールは芯が黄色で白い花びらの可愛らしい花ですが、それをスノーポールと間違って覚えている人が多くいます。
白い花びらからスノー(雪)をイメージするからと考えられます。
また、冬に咲く花なので、余計に冬をイメージするスノーと勘違いして覚えていることが多いのです。
そのためスノーポールという花は存在していません。
また、積雪が多い地域の路肩に建てられる標識柱のことをスノーポールといったりもします。
除雪作業をする際の目印として使われています。
ノースポールとは?
ノースポールはキク科フランスギク属に分類される一年草で、和名はカンシロギク(寒白菊)といいます。
ノースポールは種苗メーカーとして知られるサカタのタネの商品名なのですが、寒白菊よりもノースポールという名前の方がよく知られています。
マーガレットによく似ている白い花をつけ、それが北極の雪のように見えることから北極を意味するノースポールという名前が付きました。
マーガレットよりは小さく、白と黄色のコントラストがとても可愛らしい花です。
北アフリカあるいはヨーロッパの地中海地方が原産で、寒さに強く冬に咲く花というイメージがあります。
ノースポールの花言葉の一つは「冬の訪れ」です。
ノースポールは高温多湿には弱いので、日本では夏になると一気に枯れてしまいます。
日本に輸入されるようになったのは1960年代で、冬に楽しめるガーデニングの花として親しまれました。
冬に咲く花はあまり多くないことから重宝されたのです。
植え付けは秋のうちに行い、耐寒性があるのであまり手入れをしなくてもすくすくと育ちます。
大体、12月頃から6月頃まで花が咲きます。
鉢植えなどで育てている場合には、土が乾いたら水をやるようにします。
ただし、多湿は苦手なので水をやりすぎるのはよくありません。
根腐れする原因になってしまいます。
独特の香りがあり、強烈なチーズの香りに例えられることもあります。
見た目は可愛らしいけれど、香りが強いとガーデニングでは敬遠する人もいます。
スノーポールとノースポールの違い
スノーポールはノースポールの間違った言い方です。
勘違いしている人が多い理由には、ノースポールが冬に咲く花で白い花びらをつけることが考えられます。
そこからスノー(雪)をイメージするのでしょう。
また、ノースポールは英語では、「Snow daisy」といいます。
「Snow(スノー)」という単語が使われているので、スノーポールと勘違いしやすいといえます。
まとめ
スノーポールはノースポールの間違った言い方なので、スノーポールという花は存在していません。
ノースポールが冬に咲いて花びらが白いことからスノーポールと覚えている人が多いと考えられます。