「道管」と「師管」の違いとは?分かりやすく解釈

「道管」と「師管」の違い生活・教育

この記事では、「道管」「師管」の違いを分かりやすく説明していきます。

「道管」とは?

道管とは、どうかんという読み方をすべき言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事でしょうが、みちやつうろ、人を1つの方向に導く教えといった意味の道の漢字に、中が空洞で細長い棒状の物といった意味がある管の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ道管は、被子植物において維管束の木部の主要構成部分を表すのです。


「道管」の言葉の使い方

道管は、管状の細胞が縦に繋がる事により生じた組織であり、被子植物において木部の主要な構成要素となっている部分に対して使われる言葉となっています。

根で吸収した水分を葉や枝等に送るための組織であると共に、植物の体を支える役割も担っているのです。

そのため動物にとって骨の様な役目を負う組織でもあり、その様な管に対して道管という言葉が使用されています。


「師管」とは?

師管とは、しかんという読み方をする言葉です。

文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、多くが集まるとか専門の技術を持つといった意味を持っている師の文字に、くだやくだ状のものといった意味を有する管の文字を加える事で完成した言葉となっています。

以上の事から師管は、植物の維管束の師部を構成している主要素を示すのです。

「師管」の言葉の使い方

師管は、植物の葉で作られた栄養素の通り道に対して用いるべき言葉となっています。

植物は葉で太陽光を受ける事で光合成を行い、必要な栄養分を生成するのです。

そしてその様にして生み出された植物に必要な栄養を運ぶ通り道である管を、この師管という言葉で示します。

栄養分を隅々まで運ぶ役割を担っているため、師管は葉や茎、根まで植物全体にしっかり繋がっているという特徴もあるのです。

「道管」と「師管」の違い

道管と師管の文字表記を並べて見比べてみると、直ぐに最初の文字が道と師という漢字の違いがある事に気付く事が出来ます。

所がその後に続くのは同じ管の漢字であり、どちらも漢字2文字で表記可能で、共に植物に存在する組織を表す言葉です。

この様に非常に似通った部分があるお陰で、混同してしまう人は少なくありません。

とはいえ最初の漢字に明確な違いがあるが故に、表現する意味合いにも違いが生じているのです。

まず道管は、被子植物の維管束の木部の主要な構成部であり、根から吸収した水分を葉や茎に送る役割をする組織を表します。

一方の師管は、植物の維管束にある師部を構成する主要素で、光合成により生じた栄養素を植物全体に届ける役割を担っている組織を示すのです。

まとめ

2つの言葉は共に2文字目に同じ管の漢字が使用されており、どちらも植物に存在する組織を示す言葉となっています。

ですが最初の漢字に明らかな違いがある事で、表現する意味にも相違点を見出す事が可能です。

ちなみに道管は、根から吸い上げた水や養分を茎や葉に届ける際の通り道となっている被子植物にある組織に使用する言葉となっています。

対する師管は、光合成により植物の葉で作られた栄養素を、植物全体に送る際の通り道となっている組織に対して用いるべき言葉です。