「電波」と「電磁波」の違いとは?分かりやすく解釈

「電波」と「電磁波」の違い専門用語・業界用語

世界には色々な波が存在しますが、中でも我々の生活に欠かせないものとしては「電波」「電磁波」が有名です。

この記事では、「電波」「電磁波」の違いを分かりやすく説明していきます。

「電波」とは?

「電波」とは電界と磁界によって作り出される波であり、これは「電磁波」の1種類であるのが特徴です。

「電波」は特定の周波数を持っており、およそ300THz以下のものと定義されています。

「電波」は我々の生において様々な場面で使われており、通信、スマホ、テレビ、GPS、気象レーダー、ラジオなどが有名です。

意外なところでは電波を用いた温熱治療器にも使われており、様々な場面で有効活用されています。

「電波」は基本的に人間には観測できるものではありませんが、突然降ってくるアイデアやよく分からない発想を例える時に「電波」が降ってきたという使い方をすることも可能です。

電波は非電離放射線という特徴を持っており、基本的に人体に及ぼす影響は少ないとされています。


「電磁波」とは?

「電磁波」とは電界と磁界によって作り出される波の総称であり、地球だけではなく宇宙にも数多くのものが存在するのが特徴です。

「電磁波」は周波数によって名前が異なりますが、比較的低いものが「電波」でありこれは人体にとってそこまで影響を及ぼしません。

「電磁波」として有名なものには紫外線、遠赤外線、可視光線、エックス線、ガンマ線があります。

太陽から出る「電磁波」も多く存在しますが、これは人間にとってある程度の影響を及ぼすことから様々な対策することが可能です。

強い紫外線は日焼けだけではなくガンを発生させる危険性がありますが、一方では殺菌にも用いられるのが特徴です。

エックス線はレントゲンに使われることで有名ですが、これは非常に強い周波数を持っているので医師や技師の元で行われます。


「電波」と「電磁波」の違い

「電波」「電磁波」の1種類であり、周波数が300THz以下のものと定義されています。

「電波」は色々な場面で使われており、今日の通信やインターネットには欠かせないものとなっています。

「電磁波」はさらに強い周波数を持っているものもあり、これは紫外線やエックス線など人体に影響を及ぼすものも存在します。

「電波」の例文

・『電波に関する法令や規則はこれからどんどん増えていくだろう』
・『携帯の電波がない場所には行きたくありません』

「電磁波」の例文

・『電磁波の影響については素人なのであまり分かりません』
・『電磁波を有効活用しているものとしてはレントゲンがあります』

まとめ

地球や宇宙には色々な現象や法則がありますが、中でも「電波」「電磁波」は様々なものに活用されています。

これら「電波」「電磁波」は人間に様々な恩恵を与えていますが、悪い影響を及ぼす可能性も存在します。

最近ではスマホの「電波」がないと耐えられないという人も増えてきました。