見た目がソックリなマーベル・コミックを代表する悪役「カーネイジ」と「ヴェノム」ですが、どのような違いがあるのでしょうか?
この記事では、「カーネイジ」と「ヴェノム」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カーネイジ」とは?
「カーネイジ」とは、マーベル・コミック社より出版されている作品「スパイダーマン」に登場するスーパーヴィラン(悪役)のキャラクターです。
後述する「ヴェノム」が「第2のスパイダーマン」として扱われているのに対し、「カーネイジ」は「第3のスパイダーマン」として扱われています。
ちなみに、名前である“Carnage”とは「大虐殺」を意味する英単語です。
「シンビオート」と呼ばれる宇宙より飛来した寄生生命体がサイコキラー「クレタス・キャサディ」に取り憑いたことで誕生しました。
凶悪犯の「クレタス」に「シンビオート」の宿主の凶暴性を高めるという特性が加わった「カーネイジ」のパワーは恐ろしく強力で「ヴェノム」を上回るとされています。
「ヴェノム」とは?
「ヴェノム」とは、元々はマーベル・コミック社より出版されている作品「スパイダーマン」に登場するスーパーヴィランでしたが、ダークヒーローとしても活躍が描かれています。
ちなみに、名前である“Venom”とは「毒」や「悪意」などを意味する英単語です。
「スパイダーマン」のライバル、かつ「第2のスパイダーマン」として扱われており、実写映画ではサム・ライミ監督の「スパイダーマン3」で悪役として登場し、後に「ヴェノム」を主人公に据えた映画シリーズが制作されました。
最初に「スパイダーマン」の正体である「ピーター・パーカー」に取り憑いた「シンビオート」がその後、「エディ・ブロック」に取り憑いて「ヴェノム」が誕生します。
宿主である「エディ」はスパイダーマンに恨みを持つ人物でしたが、決して悪人ではありませんでした。
目的はあくまで「スパイダーマン」打倒にあるため、場合によっては人助けをしたり、「スパイダーマン」と共闘する場面もあり、正しくそのキャラクター性は「完全な悪」ではなく「ダークヒーロー」と言えます。
「カーネイジ」と「ヴェノム」の違い
「カーネイジ」と「ヴェノム」の違いを、分かりやすく解説します。
・「カーネイジ」は寄生生命体「シンビオート」がサイコキラー「クレタス・キャサディ」を宿主にして誕生したスーパーヴィランです。
・「ヴェノム」は「シンビオート」が「エディ・ブロック」を宿主にして誕生したスーパーヴィランであり、ダークヒーローです。
「カーネイジ」の「シンビオート」は元々「ヴェノム」の「シンビオート」の一部であったため、「カーネイジ」と「ヴェノム」の関係性は子と父であるとも言えます。
外見的な特徴としては「カーネイジ」が赤いボディであるのに対し「ヴェノム」は黒いボディであり、「カーネイジ」のほうがひと回り大きくなっています。
まとめ
「カーネイジ」と「ヴェノム」は共にマーベルコミック作品「スパイダーマン」に登場するスーパーヴィランでした。
ただし、「カーネイジ」と「ヴェノム」では正体となる人物が違うことや、「カーネイジ」が完全な悪役であるのに対し、「ヴェノム」は悪役と同時にダークヒーローとしての側面も持ち合わせている点に違いがありました。