最近話題の「メタバース」ですが、以前流行した「セカンドライフ」を思い出す方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「メタバース」と「セカンドライフ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「メタバース」とは?
オンライン上に作られた3Dの仮想空間と、そこで提供されるサービスを「メタバース」と言います。
利用者はアバターと呼ばれる自分の分身を使って参加して、他の利用者とコミュニケーションを取りながら買い物などを楽しみます。
「メタバース」とは、英語の「meta(超)」と「universe(宇宙)」を組み合わせた造語です。
主に英語圏で使われる名称で、仮想空間を指すものとしてはバーチャル空間、VR、サイバースペースなど別の呼び名もあります。
VR機器を利用するものもあり、さらに没入感を味わえます。
現在ではオンライン会議やバーチャルライブ、ゲームなど、さまざまなシーンで利用されています。
「セカンドライフ」とは?
2003年にLinden Lab社がリリースしたのが「セカンドライフ」です。
PC専用の3D仮想空間で商品を売買して、ゲーム内通貨「リンデンドル」を稼ぐことができます。
その通貨は現実の通貨に換金可能なのが大きな特徴です。
ゲーム空間のサーバを売買したり、家具やアバタースキンを作って売るなど、自由に活動ができます。
すでに20年も前にメタバースを実現した歴史あるコンテンツで、日本では2006年ごろに急速なブームが訪れました。
しかしその後はすぐに廃れたため、早すぎたサービスという失敗例として引き合いに出されることも多いコンテンツです。
しかし現在もサービス開始と同じように稼働していて、最近になって再ブームの兆しがあります。
「メタバース」と「セカンドライフ」の違い
3D仮想空間で自身の分身であるアバターを使って、さまざまな活動を行うこととその場所全般を「メタバース」と言います。
「セカンドライフ」は、その「メタバース」の中のひとつのサービスです。
その中でも「セカンドライフ」が特徴的なのは、20年も前からサービスを開始したことと、サービス内で独自通貨を稼げることです。
ゲーム内で稼いだ通貨は、現実の通貨に換金できます。
オンライン上で他人とのコミュニケーションやヴァーチャル空間でのサービスを受けることが「メタバース」、「メタバース」の中のひとつのサービスが「セカンドライフ」になります。
まとめ
オンライン上に作られた3D仮想空間と、その中で利用できるコンテンツのことを「メタバース」と言います。
最近注目を集めている「メタバース」ですが、実は2002年にすでに「セカンドライフ」というサービスが提供されていました。
早すぎるメタバースと言われる「セカンドライフ」は、商品の売買などでゲーム内通貨を稼げます。
そしてその仮想通貨は、現実の通貨に換金できるのが大きな特徴でした。
現在もサービスを続ける「セカンドライフ」は、近年の「メタバース」の流行とともに再注目されています。