この記事では、「笑止千万」と「片腹痛い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「笑止千万」とは?
「笑止千万」は、ばかばかしいがゆえ面白く思うという意味で相手側が馬鹿な行動をしているがゆえ面白いという意味です。
なので、このワードは相手側の行動があまりにも愚かで面白いと相手を馬鹿にするために使用します。
ただ、このワードは、自分から、「笑止千万」ということを述べるのはまずないと言え、その理由は、この四字熟語は、相手を馬鹿にすることなので公然の場でいきなり相手を馬鹿にする意味を持つこのワードを大声で述べることはまずないでしょう。
なぜなら、相手を馬鹿にする場合、明確な理由づけが必要で理由もなく相手を馬鹿にすることはできない点と公然の前では訴えられるリスクがあるがゆえです。
「片腹痛い」とは?
「片腹痛い」は、元々は傍ら痛いという言葉が聞き間違えから派生したワードで意味は、愚かすぎて気の毒に思うことです。
なので、このワードは一応相手側に対して愚かなことをしていて気の毒だと述べていますが、馬鹿にしています。
このワードのポイントは一応気の毒に思っている様子を見せることで自分が相手に対して馬鹿にしている様子を和らげようとしている点がポイントで意味が分かればかなり姑息なやり方で相手を小馬鹿にしています。
「笑止千万」と「片腹痛い」の違い
両者の違いは、相手を馬鹿にする際、一応気の毒だということを伝えるか否かです。
よって、両方とも第3者に対して馬鹿にしていることは事実で事実によって引き起こされる現象については全く同じです。
あくまで、「片腹痛い」側は、気の毒に思いますという様子を見せるだけなので実のところ、この言葉は両者とも同じ意味でどっちを使用しても相手を馬鹿にしている事実は変わらないです。
「笑止千万」の例文
・『盗みを働くものが、助けてほしいとは笑止千万である』
「片腹痛い」の例文
・『盗みを働くしか食べる方法がないとは片腹痛い』
まとめ
「笑止千万」については、明確に対象者を馬鹿にすることなので、公然の前であればこの行為は公然の前で対象者が馬鹿であると公言して陥れる行為になります。
そして「片腹痛い」は、元々の言葉であれば、一応気の毒だということが入るので、公然の前で使用した場合、馬鹿である原因について気の毒だと述べるのですが、これも結局は対象を馬鹿にしているので陥れる行為が成立しています。
なので両者の言葉は一応、「片腹痛い」の方がマシな表現で相手を気遣うことです。
でも、「片腹痛い」も「笑止千万」も変わらないじゃあないかということについては、馬鹿にするという行為が先に出ているので後から気の毒だと付け加えてもどうなのということです。
だから、この2者のワードは、公然の面前で使用した場合、相手を傷つける行為になり相手側が激怒して訴えるということになった場合、おそらくですが、相手の訴えは受理され、公然の前で馬鹿にしたことについての責任を取らされるでしょう。