年代を表す言葉として少年と青年があります。
少年と青年の違いについて紹介します。
少年とは?
少年とは年が若い人のことをいいますが、何歳から何歳までといった明確な定義はありません。
厚生労働省の資料によると5歳から14歳までを少年期としており、児童福祉法においては小学校就学時から満18歳になるまでと定められています。
また、少年法によれば少年は20歳に満たない者とされます。
少年というと男子を指していることが多いですが、元々は性別にかかわらず使われていた言葉でした。
女子に使っても本来は問題ありませんが、年若い女子のことは少女ということが多いです。
そのため少年という言葉を聞くと、ほとんどの人は男子をイメージします。
少年を使った例文
『あの時の少年が立派に成長していてびっくりしました』
『野山を駆け回っていた少年時代を思い出します』
『少年法の改正について議論されています』
『この映画は少年たちの友情をテーマにした物語です』
『人気の少年漫画をやっと手に入れることができました』
青年とは?
青年とは人の成長過程の一時期を表す言葉で、青春期にある人のことをいいます。
男性にも女性にも使われますが、青年というと男性をイメージする人が多いです。
大体、10代後半から20代の男性を指すことが多くなっています。
ただし、30代を青年に含めることもあります。
30代の実業家のことを青年実業家といったりします。
また、青年とは子どもと大人の中間に位置する年代に当たりますが、古い時代においては青年の概念そのものがありませんでした。
子どもからいきなり大人になるといったイメージです。
青年は明治時代に誕生した言葉で、日本で牧師をしていた小崎弘道という人物が「Young Men」を青年と訳したことで生まれました。
それが巷に広まって定着していったのです。
青年を使った例文
『彼はどこにいても本ばかり読んでいる文学青年です』
『やっとたどり着くと、村の青年たちが出迎えてくれました』
『爽やかな好青年と思っていたのに、裏の顔を見てしまいました』
『世間知らずの青年ですが、みんな彼に好感を持ちました』
『とても親切で優しい青年でしたね』
少年と青年の違い
人の成長過程を表す言葉には、幼年・少年・青年・中年・初老などがあります。
少年よりも成長した段階が青年になります。
少年は7歳頃から14歳頃までをいうことが多く、青年は10台後半から20代を指すことが多いです。
ただし、どちらも何歳から何歳までという明確な定義はなく、その境界はとても曖昧です。
16~17歳ぐらいだと少年ということもありますし、青年に分類されることもあります。
まとめ
人の成長過程において、少年から成長した段階が青年になります。
少年は7歳から14歳頃までを指すことが多く、青年は10代後半から20代までを指すことが多いです。
ただし、その境界は曖昧で、17歳ぐらいだと少年とも青年ともいえます。