「目的」と「狙い」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「目的」と「狙い」の違い生活・教育

この記事では、「目的」「狙い」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

「目的」と「狙い」の違い

「目的」には、実現を目指そうとする事柄、行動のねらいめという意味があります。

「狙い」には、2つの意味があります。

1つめは、弓や鉄砲などで標的に当てようとすることです。

もう一つは、実現をめざす水準、めざす意図です。

「目的」の意味と、「狙い」の実現を目指す水準、めざす意図という意味はほぼ同じですが、「目的」は内容に重点を置いているのに対し、「狙い」はめざす地点に重点を置いています。

また、「狙い」には弓や鉄砲などで標的を当てようとするという意味もあります。

この意味は「目的」にはありません。


「目的」と「狙い」の使い方の違い

同じような意味を持っている2つの言葉ですが、同じように使用できないことがあります。

たとえば、「目的を達成する」とはいいますが、「狙いを達成する」とはいいません。

また、「狙い」はめざす意図という意味があり、おもわくやもくろみについても使用できます。

たとえば、「作者の狙いとするものを読み取る」といった使い方です。

「狙い」には、弓や鉄砲などで標的を当てようとする意味もあり、この意味では「鹿を狙う」「狙いを定める」のような使い方をします。


「目的」と「狙い」の英語表記の違い

「目的」は英語で“purpose”“goal”“aim”と表現をします。

「狙い」には2つの意味がありますが、どちらの意味でも英語で“aim”と表現をします。

「目的」の意味

「目的」とは、実現を目指そうとする事柄のことです。

旅行に行くといっても、温泉に入る、買い物をする、食事を楽しむ、景色を楽しむなど、「目的」はさまざまあります。

温泉に入るというのは、実現を目指そうとする事柄です。

買い物をするというのも実現を目指そうとする事柄です。

仕事にも「目的」があります。

たとえば、会議を開くのは何か実現したいことがあるからです。

そこで話し合いをして今後の計画を立てる、これまでの成果を報告し合う、新商品のアイデアを出すなど、さまざまな「目的」があることでしょう。

営業に行くのは、売上を伸ばすなどの「目的」があるからです。

パソコンにデータを入力するのは、そのデータを何かしら役立てたいからです。

仕事にも実現を目指すものがあるのです。

その実現を目指すものが「目的」です。

「目的」の使い方

実現を目指そうとする事柄について使用をします。

使用する範囲は広いです。

日常のことでいうと、旅行に行くのは温泉に入るため、買い物に行くのは欲しかった服を購入するため、混雑しているスーパーに行くのは激安商品を購入するためなど、さまざまあります。

仕事でいうと、営業に行くのは売上を伸ばすため、顧客データを入力するのは顧客のデータを管理するためなど、さまざまな「目的」があります。

さまざまな場面で「目的」があるので、広い範囲で使用できる言葉です。

「目的」を使った例文

・『目的を持って行動をする』
・『生活の意識を改善してもらう目的でイベントを開催する』
・『ブランド化を目的に企画を立ち上げた』
・『消臭を目的としたアロマキャンドル』

「目的」の類語

「狙い」「目当て」が類語です。

「目当て」には、目標とするもの、目的の意味があります。

「目的」の対義語

「無目的」が対義語です。

「無」には打消しの意味があり、「無目的」は目的がないという意味になります。

「狙い」の意味

「狙い」には、2つの意味があります。

1つめは、弓や鉄砲などで標的を当てようとすることです。

アーチェリーの競技では、目の前に的があり、そこを目指して矢を放ちます。

矢を放つとき、適当に放っているのではなく、的の方を向いて的を射ろうとしています。

このような行動が「狙い」です。

もう一つの意味は、ねらう水準、めざす意図、目当てです。

国語のテストでは、作者は何を意図しているのでしょうか、といった問題が出されることがあります。

作者は何か達成したいものがあったと考えられ、その達成しようとしているものが「狙い」です。

「狙い」の使い方

弓や鉄砲などで標的を当てようとする意味では、「狙いを定めて矢を放つ」のような使い方をします。

めざす意図や目当ての意味では、「企画の狙うところ」のような使い方をします。

「狙い」を使った例文

・『高級感を植え付けることを狙いとする』
・『食料の供給不足を解消することを狙いにする』
・『狙いをうまく定められず、標的にあたらなかった』
・『売上額を向上させることを狙いにする』

「狙い」の類語

「目的」「目当て」が類語です。

「狙い」の対義語

めざす意図、目当ての意味の対義語は「無目的」になります。

まとめ

実現を目指そうとする事柄という意味では、2つの言葉はほぼ同じです。

しかし、「狙い」には弓や鉄砲などで標的を当てようするという意味もあり、この点が2つの言葉で大きく違います。