「投機」と「ギャンブル」の違いとは?分かりやすく解釈

「投機」と「ギャンブル」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「投機」「ギャンブル」の違いを分かりやすく説明していきます。

「投機」とは?

「投機」は、短期で価格変動に乗じて利益を得ようとする行為のことです。

簡単に言えば、FX投資などの短期で価格変動を利用して利益を得ようとするのが「投機」になります。

そのうえで、「投機」はあくまで方法になり、利益になるかどうかについては追及されません。

よって、方法として、短期で価格変動を利用してお金を稼ぎ出せればなんでも「投機」になります。


「ギャンブル」とは?

「ギャンブル」は賭け事のことで遊びでありつつ中毒性がある遊びの一種になります。

「ギャンブル」は掛け金を払い賭けに勝ったものは掛け金をすべて受け取るという単純な遊びです。

しかし、単純な仕組みゆえビジネスになり、イカサマという違法行為を行ってでも賭け事で得たお金を収入に使用と目論むこともあるので「ギャンブル」は違法行為を行ってでも収入を得ようとする手段の一つであると言ってもよいです。

無論、イカサマという違法行為を行った場合、犯罪であるため警察に通報される案件になるので賭け事においては信用問題があるのでイカサマは厳禁となっています。


「投機」と「ギャンブル」の違い

両者の違いは、個人が摘発対象になるかならないかです。

「投機」は、FXによる投資になるのでこれは個人においては摘発対象にならないです。

一方、「ギャンブル」は賭博ですので、賭博場でしか賭博が許されず、競輪場や饗場などの公共賭博でしか「ギャンブル」行為は許されません。

「投機」の例文

・『FXによる投機で短期収入を得る』
この例は、FXを利用して短期間の収入を得たというものです。

「投機」は方法を指し、短期間で収入を得る方法のことです。

よって、この例は、短期間で収入を得る方法がFXだという例です。

「ギャンブル」の例文

・『身内でギャンブルを行い摘発された』
この例は、「ギャンブル」という賭博を身内で行ったという例です。

賭博行為は身内で行うことを禁止されているため、摘発されたという例になります。

まとめ

よく、FXの「投機」という行為が「ギャンブル」であるという意見がありますが、あれは実際には間違いです。

なぜなら、FXという行為が仮に「ギャンブル」だった場合、イカサマという行為が可能であると考えられ、かつ規制対象になり得るがゆえです。

「ギャンブル」は、賭博のことなので、これをFXに適応した場合、賭博になり、FXはFXをやり取りする場所が一応賭博場扱いになります。

しかし、現実には、FXはイカサマという行為を自ら行えません。

よって、FXは、「ギャンブル」ではないと結論付けます。

しかし、FXは、賭博として扱っておらず「投機』という短期間で収入を得る投資の一つになっているがゆえ公営賭博のように登録する必要性がありません。

でも、金融庁側に信用を得てFXの投資を行う営業所を作る必要性があるのでFXにも一応ルールはありルールを無視したり、利用者を保護する仕組みが無いと違法な「投機」となります。