「休講」と「休校」の違いとは?分かりやすく解釈

「休講」と「休校」の違い生活・教育

学生時代、学校が突然休みになると嬉しくなった記憶を持つ方は多いことでしょう。

この記事では、「休校」「休講」の違いを分かりやすく説明していきます。

「休校」とは?

「休校」とは読んで字のごとく学校が休みになる事を指します。

学校全体が休みになりますが理由は様々だと言えます。

休校には二種類あり、通常の休校は年間スケジュールに基づいて設定。

夏・冬・春休みの「長期休校」また遠足や学祭による「振替休校」などが代表的なものと言っていいでしょう。

もう一種類は「臨時休校」で前述した以外の突発的な「休校」を指します。


「休講」とは?

学校は通常通り開かれているものの特定の授業が休みになった時に使われるのが「休講」です。

こちらも字で内容が示されており、講義・授業が休みになる事を指しています。


「休校」と「休講」の違い

「休校」「休講」の違いを、分かりやすく解説します。

端的にいえば前者は学校自体が休みになるものであり、後者は学校自体、通常通りなものの教師や講師の都合で授業・講義が休みになる事を指します。

また「休校」は高校まででよく使われる言葉だと言っていいでしょう。

大学が休みになる場合は「休学」で表現される事が多くなります。

また「休講」は主に大学で使われる言葉で講義が休みになった事を指すのが一般的です。

「休校」の例文

・『インフルエンザにより学級閉鎖が学年ごとに行われていたが、さらなる流行により「臨時休校」となった』
・『夏休みなどの長期休暇中は「休校」とし、部活動など必要ない時以外の登校は許可されません』
休校は学校に通う必要性がない、通うことはできないと定義されるものの部活動など最低限の登校は許可されているところが大多数。

また「臨時休校」は主に台風の通過が予想される場合などの自然災害、インフルエンザや新型コロナウイルスによるものが挙げられます。

「休講」の例文

・『二時限目の履修科目が「休講」今日はどうやって昼まで時間を使おうか』
・『二時限目の履修科目が「休講」今日はめんどくさいから一時限目は「自主休講」にしよう』
一般的に「休講」は大学の講義に関して使われる言葉になります。

「休講」には突発的な「臨時休講」以外に「自主休講」なる言葉も造語として定着していると言っていいでしょう。

「自主休講」は自発的、自己理由によりその講義に出ないことを言います。

該当の講義は「休講」でなく通常開催されており、講義若しくは大学をサボる時の隠語として使われる事がほとんどです。

まとめ

「休校は」学校自体が休みになり、授業は行われない状態を指します。

主に小学校から高校までで使われ、大学の場合は「休学」を使うところが多いと言えるでしょう。

一方で「休講」は講義が休みになる事を指します。

主に大学で使われ「自主休講」はサボりの意味合いを持ちます。

小学校から高校まで「休講」が使われないのは該当授業科目が他科目に振替、若しくは代わりの教師が教鞭を取ったりする事が多いからだと言えるでしょう。